ジャズサクソフォン奏者として有名な、ブランフォード・マルサリス氏が演奏するアレクサンドル・グラズノフ「サクソフォン協奏曲」の録音。私自身は昔インターネットラジオ配信された録音を持っていたが、Internet Archiveに置かれているのを見つけた。アンドレイ・ボレイコ指揮ニューヨーク・フィルハーモニックとの共演である。2010年もしくは2011年の演奏会の模様。
フレージングの作り方が、普段大多数耳にする演奏とだいぶ違う。カデンツァはさすがのマルサリス氏の独壇場、といったところだが、「Creation」のイベールで魅せた縦横無尽なカデンツァと比較すると、かなり抑制された印象を受ける。音はかなりクラシックに寄せてあるが、どのようなセッティングなのか、少し気になるところ。
ちなみに、ニューヨークフィルにおいて本作品を共演したことがあるのは、ブランフォード・マルサリス氏と、シガード・ラッシャー氏、の2名のみである。
写真は、2011年演奏会のプログラム冊子の一部。
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