ジャン=ピエール・バラグリオリ Jean Pierre Baraglioli氏と、ジャック・シャルル Jacques Charles氏という、フランス・サクソフォン界の大御所二人によるアラン・ベルノー「デュオ・ソナタ」の映像。映像にエフェクトもかかっている。
バラグリオリ氏は日本の方にもおなじみだが、ジャック・シャルル氏はピンとこない方も多いと思うので、簡単に経歴を。1975年にパリ国立高等音楽院のダニエル・デファイエ氏のクラスを卒業。同年、Quatuor de saxophones contemporainを結成し、同時代の作曲家の作品を数多く取り上げた(アルトにピエリック・ルマンが参加していた)。1976年より、Rochelle音楽院教授。その後、パリ区立15区ショパン音楽院教授を務めた。As.Sa.Fraの会長としても活躍した。
激烈に難しいこの作品だが、飄々と(バラグリオリ氏は実演・録音とも多く触れたことがあるが、いつ聴いてもこの雰囲気は崩れない)吹きこなしてしまう。楽譜の捉え方、アンサンブルの捉え方について、何かの境地を垣間見るようで、実に面白い。
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