YouTube上にダニエル・ケンジー Daniel Kientzy氏の演奏姿。Nigel Keayという作曲家の「Maungarei」という、サクソフォン、電子オルガン、オンド・マルトノ、バスのための作品。
神秘的…とも違う、なんとも不思議な雰囲気の作品だ。「Maungarei」とは、おそらくニュージーランドのマウンガレイ山のことだと思うが、あまり今までに耳にしたことの無い響き。電子オルガンとオンド・マルトノという、どちらも電気的な発音をベースにした音色のミックスの上に、飄々とした雰囲気のケンジー氏のサクソフォンが絶妙に重なる。
ケンジー氏の演奏姿を観るのは久々だが、相変わらず新作への取り組みに邁進している…ということだろうか。このブレない姿勢は、今となってはサクソフォン界において貴重な存在である。
ちなみに、映像はあくまで映像で、ファイナル・テイクとは楽器や音を差し替えていると見受けられる箇所もある。最終的な音は、作曲家のサイトから聴くことができる。
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