マルセル・ミュール氏がソプラノ奏者を務めた四重奏団…ギャルド・レピュブリケーヌ四重奏団、パリ四重奏団時代の、SP復刻盤の準備がようやく最終段階を迎えている。この盤は、木下直人さんが所有するSP盤を、ピエール・クレマンのターンテーブル、カートリッジを使って復刻したもの。先日独奏編がグリーンドア音楽出版より発売されたばかりだが、その四重奏編となる。
私は、解説書きと盤チェック等を担当した。諸事情により進捗がノロノロになってしまい、木下さんには迷惑をかけてしまったが、ようやく終えることができて一安心。
日曜日には、最終マスタのコピーが到着し、一通り聴くことができた。復刻の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。これまでの復刻において、ときには平面的にも聴こえていたモノラルSPが、驚くほどの立体感を持って迫ってくる。SPに真の実力を発揮させる復刻、ということだろう。発売は来年早々だと思う。乞うご期待。
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