スマートフォンを機種変更。携帯を初めて持って以来、SANYO→SANYO→Sony Ericsson(re)→SHARP(IS05)→HTC(J One)と乗り換えてきたのだが、3年4ヶ月連れ添ったHTC製機種と別れ、Huaweiのhonor 8を購入した。
ざっくりとした仕様は、Kirin950 Octa-Core CPU、LPDDR4 4GB RAM、32GB eMMC、12MP dual cam、5.2inch 1920x1080 IPS disp、3000mAh Battery、145.5x71x7.45 Size、153g、Android 6.0といったところ。ゲームはほぼやらないので、ハイスペックは不要。Android機の中で、価格はソコソコ(30000円前後)で普段使い向けに手堅い性能を持つ機種…というところで絞り込み、決定した。国内では楽天モバイルSIMとの組み合わせ限定販売ということで、最安値のデータSIMとともに購入した。楽天モバイルSIMは解約する予定。実運用は、mineoのDプラン。
届いて手に取って驚いたのは、デザイン性の高さと作りの丁寧さ。一昔前の「中国製」という言葉が醸し出す印象を感じさせない、一流の"モノ"。そもそも、かのアップルだって、製造を請け負ってるのは鴻海の中国拠点なのだから、もはや中国だから云々というのは、品質が低い理由にはならない時代なのだなと感じた。このようなものを低コストで作られてしまうと、日本は大変だ…。
デザインも見事。同社の端末は、近年マチュー・ルアヌール氏(世界的な工業デザイナーのひとり)をチーフに迎えて以来一気に洗練されたが、特に背面の美しさは特筆すべきである。多層構造から生み出される光の綾が面白い。ブルー、ホワイト、ゴールドの3色展開からホワイトを選んだのだが、抑制の取れた美しさに、センスを感じる。
一週間ほど使ってみたが、使い心地も上々。EMUIというiOS風味ランチャーの上で、各種アプリがサクサク動く。特に、4GBというメモリの多さが効いていることだろう。Antutuベンチマークも90000点台と、非常に優秀だ。ゲーム等重いアプリの動作は…普段ゲームしないので分からないが、どうかなあ。3D性能はそれなり、というレビューは目にすることがあるのだが。
また、本機種ならではの機能として感心した事を2点ほど挙げておきたい。一つ目は指紋認証の素早さ。センサーをなぞる等の操作は要らず、指を触れた置いた瞬間に一瞬で解除される。他の端末の指紋認証センサーも使ったことがあるのだが、段違いの精度と速度だ。二つ目は、デュアルカメラの面白さ。カラーとモノクロ、2種のセンサーを積んでいるとのこと。これを使って、普段の写真ではモノクロセンサーの光量情報を上手く使って色彩感を補正した美しい写真が撮れるのだ。また、視差情報とコンピューテーショナル・イメージングを組み合わせ、撮影後に、擬似的にピント位置/写界深度調整できるというカメラ機能には、驚かされた。調整次第ではかなり自然な(大口径レンズで撮影した風の)画を得ることができる。
スピーカーに関しては、以前利用していた機種が良くできすぎていた(フロントステレオスピーカー搭載)ので、モノラルということでちょっと比べ物にならないかな。これは仕方がない。
総じて満足度の高い端末だ。Android 7.0へのアップデートも来年1月ころに予定されているとのこと。長く使っていきたい。
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