どうも大会前日というものは落ち着かないので、近くのコンビニで買ってきた「飲むヨーグルト」を飲みながらCalliopeから最近復刻されたサン=サーンスのソナタ集「Camille Saint-Saens / Les sonates pour instruments a vent(Calliope CAL 4819)」をかけている。現在23:30pm、明日は5:30am集合だというのに。サン=サーンスの管楽器ソナタにグノーの「小交響曲」、ダンディ「ダンス」がカップリングされた近代フランスの管楽作品集。
「純粋」というのはこういう演奏のためにある言葉かもしれない。どこを取り出しても、どこまでもシンプルで美しい音楽が溢れ出す。ブルグが吹くオーボエ・ソナタの素晴しさ。バソン・ソナタはもう何が何やら、テナーサクソフォンの音色にも聴こえるのは私の耳が悪いせいなのか。クラリネット・ソナタも他の演奏とは違ってどこか突き抜けているのがなんとも爽快。ダルコが弾く伴奏のピアノのもかなり聴き応えあります。グノーとダンディも頻繁に聴いている、この二曲は楽譜を見てみたいな。
「オーケストラを編成するとき、弦楽器はイタリア人、木管楽器はフランス人、金管楽器はロシア人にすると良い」とも聞くが、思いがけずその考えの正しさを認識させられてしまった。何度聴いてもあちこちから上質の音楽が滲み出る。木管吹き必携。意外と安く(\1700程度)購入できるのもうれしい。
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