木山光氏のサクソフォン四重奏曲「Hadewijch II(ハデヴィッヒ2)」の録音をSound Cloud上で見つけた。2014年11月の、なんとAmstel Quartetによる実況録音。
https://soundcloud.com/gaudeamusnl/hikari-kiyama-sax-quartet
本作品は、海老原恭平氏、松下洋氏、塩塚純氏、小川卓朗氏のカルテットによって、第1回洗足現代音楽作曲コンクール・サクソフォン作品部門にて演奏され、入選ならびに洗足賞を獲得している。木山氏は当時欧州で活躍しており(今も?)、Amstel Quartetが取り上げることは自然といえば自然だが、それでもかなりの意外性があった。
作曲者が求める響きは、楽譜の注釈にもあるとおり「This piece need noisy tone. And this piece is not so colled comtemporary musc, this is noise Jazz - Rock music.」「Composer wants to produce as fast as possible & as loud as possible like Free Jazz - Rock improvisation」というもの。一方で、作品を聴いてみると分かるが、リズム・音運びなど、相当細かい部分までギッシリと精緻に書かれており、そのアンバランスさをどのように演奏として表現するかがキーとなる。いずれにせよ、高い技術力と圧倒的なパワーが必要な、一筋縄ではいかぬ作品。オプションでPAの使用によって120dbへのアンプリファイが推奨されている。
中川俊郎氏は「音楽の枠組みの向こう側、ゾッとする「彼岸」を覗こうとする探求心を見る(第6回JFC作曲賞本選に選出された「ハデヴィッヒ」の評より)」と語った。
2014年に2度演奏したが、これまで取り組んだ作品の中で、技術的には一番難しかったかもしれない。
Dynamic Saxophoneと名付けられた、このAmstel Quartetの当該演奏会のプログラムはこちら。

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