Discogsで見つけてフランスから購入したLP。
ジャン=イヴ・フルモー サクソフォン四重奏団の1984年出版のLPで、まだテナーサクソフォンをGuy Demarle氏が担当していた頃の録音。
アラン・ベルノーの「四重奏曲」、「ラグタイム組曲」、クルト・ヴァイル「三文オペラ」、という、なかなか面白みのあるラインナップ。
「三文オペラ」はさすがの堂に入った演奏で、フルモー四重奏団のキャラクターにとてもマッチしており、大変良い演奏だと感じた。私が好きな、勢い最優先!というJohn Harle Saxophone Quartetの録音と方向性こそ違うものの、これも大変気に入った。
ベルノー「四重奏曲」も気合いが凄まじく、これは一聴の価値があるものだ。やはり最後はアルモQに戻りたくなるのだが、1980年代というタイミングでの録音は、当時の空気感を感じられるようで、貴重なものだ。
版元のD.G.M. Productionという謎のレーベルは、他にEnsemble De Saxophones De Parisなどの録音を出版しているが、実態はよくわからなかった。


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