2022/09/11

ラムルー管弦楽団とデファイエによる「アルルの女」

ジャン・フルネ指揮ラムルー管弦楽団との共演による、イベール「コンチェルティーノ・ダ・カメラ」の録音は有名だが、明らかにデファイエ氏と思われる「アルルの女」演奏(ノン・クレジット)が、ラムルー管弦楽団の録音に残されている。

・イゴール・マルケヴィッチ指揮コンセール・ラムルー管
・アンタル・ドラティ指揮コンセール・ラムルー管

いずれも、素晴らしい音とフレージングで魅せる。ドラティ指揮の演奏は、妙に速いのだが、その中にあっても(やりづらさはありそうだが)見事な処理を聴くことができる。オーケストラの中における独特なソノリテは、一聴しただけでデファイエ氏と分かるものばかり。当代随一のサクソフォン奏者、音楽家であったことを示すものだ。

ジャン・フルネ指揮コンセール・ラムルー管の「アルルの女」にも同様にデファイエ氏が参加しているのではないかと言われることがあるが、不慣れさ、たどたどしさも聴こえ、ちょっと違うような。

下記写真は、ドラティ盤のジャケットだが…ステレオなのか。私はモノバージョンしか聴いたことが無い。


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