2010/12/29

サクソフォーン・フェスティバル2010二日目(2/2)

mixi以外に利用しているソーシャルメディア系サービスについて、これまでTwitterをそれなりに利用していたが、今後Facebookへシフトチェンジしていくこととした。Twitterは、演奏会の宣伝等のような発言のみになるかも(今のmixi日記がそんな状態)。

理由?いや、たいしたことではないのだが、Facebookを使ってみるとなかなか面白くて(^^;

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1/2からの続き。「協奏曲の夕べ」と題されたフェスティバルのメインイベント。5人の独奏者を迎えて、海老原光指揮東京フィルハーモニー交響楽団とともに一曲ずつ協奏曲を演奏してもらうという催し。

♪田中靖人
P.モーリス - プロヴァンスの風景

そういえばこの日、多摩センター駅からパルテノン多摩へと楽器を担いでせっせと歩いて行く田中靖人さんの後ろ姿をメインストリートでお見かけしたような。「プロヴァンスの風景」のオーケストラ版は、やはりこの曲がもつビート感をかなり損なうものである。それでも第2楽章や第4楽章の冒頭など、弦の荘厳な雰囲気で奏でられる上にサックスが鳴るのは感動的だ。第5楽章はやや牽制しあいながらだったが、第1楽章や第3楽章よりも、ずっと楽しくて好きだ。

♪西本淳
M.デュクリュック - ソナタ

最初鳴り始めたとき打楽器や弦楽器がおどろおどろしく鳴り出して、なんの曲かと思った(^^;ここの記事にも書いたが、そう、この曲は初めにサクソフォンとオーケストラの編成のために書かれたのだ。打楽器の扱い方が非常に面白く、全編を通して不思議なオーケストレーション。西本淳氏の演奏は音色・解釈ともども非常に清潔感のあるもので、とても好感が持てる。中央よりもやや前寄りで聴いていたが、あまり音が落ちてこなかった…後ろのほうでははっきり聞こえていたのかも。

♪平野公崇
H.ヴィラ=ロボス - ファンタジア

平野さんはやっぱり平野さんだった(^^;ものすごい覇気で飛ばす飛ばす。やはり、平野さんを聴いているとぐわーっ、と引きこまれてしまう。というわけで、ちょっとオーケストラとの絡みはいまひとつだったが(^^;存在感抜群のソプラノサックスは、多くの聴き手もインスピレーションを受けたようだ。

♪雲井雅人
岩代太郎 - Colors

幻想的な、壮大な音楽。私の言葉で表すなら…「調和するメシアン」だろうか。場面から場面にかけて、様々な色や明るさを
提示しながら曲が進む。いままでに聴いたことのない響き。オーケストラのテンションも、ここに至っては前半と打って変わって水を得た魚のよう。雲井氏の演奏に感化されての事だろうか。その雲井氏も、またとんでもないことだ。オーケストラの響きの中から、一筋の光のように突き抜けてくる音は、なんというか宗教的な崇高さすら感じさせるものがあった。

♪原博巳
H.トマジ - 協奏曲

いやー、こちらもまた凄い。オーケストラも完成度を上げてのトマジ。原さんの演奏も(思ったとおりに)完璧でオーケストラを凌駕する響きと音楽がパルテノン多摩に響いた。凄い。やはり、原さんの音楽と対等に渡り合えるのはオーケストラか、吹奏楽か、、、さもなくば野原みどりさんか(笑)。またリサイタルもあるそうなので楽しみだなあ。

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