第9回ワールド・サクソフォーン・コングレス(日本開催、神奈川県川崎市)におけるメインコンサートは、「協奏曲の夕べ」と題された当時世界最高峰のソリスト陣をフィーチャーした演奏会だった。以下、日本サクソフォーン協会のページから抜粋する。
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http://japan-saxophonists.com/about/history.html
■□■AN EVENING OF CONCERTI■□■8月12日(金)の夜は場所を横浜の神奈川県立音楽堂に移してコンチェルトの夕べが大野和士氏指揮、東京都交響楽団の協演にて催された。
1.サクソフォーン協奏曲/A・グラズノフ 独奏:ジャン=マリー・ロンデックス2.サクソフォーン四重奏とオーケストラのための協奏曲/R・カルメル独奏:デファイエ・サクソフォーン四重奏団
3.ウィンドシンセサイザーと弦楽器のための協奏曲/H・サンドロフ独奏:フレデリック・ヘムケ
4.ファンタジア コンチェルタンテ/B・ハイドン独奏:ユージン・ルソー
5.サクソフォーン協奏曲/伊藤 康英 独奏:須川 展也
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録音が存在しており(当時カセットテープで販売されたと聞く)デジタル化したものを所持している。録音時点でのレベル調整に失敗しているようで、リリース当初から音割れがひどい状態なのだが、その制約の先から聴こえてくる演奏は、間違いなく当時最高クラスの演奏の数々である。客席の興奮までも伝わってくる、実に貴重なものだ。現代においては流通しておらず、権利関係等がクリアになれば、頒布等もしたいのだが、さて。
下記は、コングレスのプログラム冊子の表紙にプリントされた版画。
コメント失礼致します。
返信削除デファイエ・サクソフォーン四重奏団の解散前の最後の演奏は、なんとしても聞きたいのですが、なかなか難しそうですね…。
そのような情報が通説となっていますが、実際には1994年頃まで四重奏は活動していたようです。最後の演奏は、フランスのリールで行われたとのことでした。ポラン氏に直接インタビューした折に、そのようにおっしゃっていました。
返信削除権利関係がクリアになれば公開したいです。