2006/06/29

Rainbows

連続した打撃音が苦手で、さらに音圧も強いパーカッションアンサンブルはなかなか聴く気にはならないのだが、ふとした拍子に聴こうという気になるのがアリス・ゴメス(→http://www.alicegomez.com/の「レインボウズ」。マレット4台のための3楽章のミニマル風音楽で、各楽章はノアの箱舟の物語に題材をとったタイトル~雨だれ、洪水、虹~を持つ。

この中の、特に第1楽章「雨だれ」は、マリンバの通奏音の上にヴィブラフォンの旋律が身を横たえるほんの3分程度の小品。パーカッションの楽曲にしては珍しく、メロディとハーモニー重視で耳当たりが良いお気に入りの一曲。

そういえば2、3年前に、大学の吹奏楽団のメンバーを核としたパーカッションアンサンブルのコンサートを聴きにいったときにも「レインボウズ」をやっていた。「ゲインズボロー」や「トリオ・パー・ウノ」は生理的にほとんど受け付けなかったが、マレット系のアンサンブルは面白く聴けたものだ。

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