2023/01/22

デザンクロの"Noël des Flandres"

アルフレッド・デザンクロが書いた、4声部の合唱のための「Noël des Flandres」を初めて聴いた。

「レクイエム」や「サルヴェ・レジーナ」を始めとする美しい合唱作品の数々は、Les elementsのデザンクロ作品集のアルバムで愛聴している。凝縮された宝石のような輝きを放つ作品の数々は、事あるごとに聴きたくなる内容だが、そのアルバムには収録されていなかった作品。

「フランダース地方のクリスマス」とでも訳せば良いのか、4分程度の小品で、Commotio Choralという団体の演奏。デザンクロの合唱作品の中でも、群を抜いてエキセントリックな音運びと和声で、一度聴いたら忘れない強烈な印象を残す(難易度は高そうだ)。そして、最終部の、静謐さを湛えて、音楽波が収まっていくような美しさといったら!

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