デファイエ四重奏団アルト奏者のアンリ=ルネ・ポラン氏と、テナー奏者のジャック・テリー氏の親交は深かった。カーン音楽院において、キャリア初期には、フェルナン・ブラシェ氏(1886年生まれのクラリネット奏者。ジャック・ランスロの師匠としても知られる)にクラリネットを習い、さらにポラン氏が手首の故障でクラリネットを続けられなくなった時、サクソフォンへの転向を進めたのもテリー氏であった(その時すでにテリー氏はサクソフォンをメインで吹いていた)。さらに、なんと、ポラン氏の妻は、ポラン氏がテリー氏の結婚式に出席した際に知り合った、テリー氏の妻の従姉妹である。
ポラン氏自身、互いに良い友人であった、と言っている。両名とも、デファイエ四重奏団のみならず、ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団に所属しており、ポラン氏はバリトンを、テリー氏はテナーを吹いている。
そのポラン氏とテリー氏が、1961年のギャルド来日の際、銀座で撮ったと思われる写真(ポラン氏の生前のプライベートコレクションより)。場所の詳細な特定はできないのだが、第二堤ビルという名前が見えており、それが正しければ現在の新橋駅西口SL広場のあたりではないだろうか。演奏姿とは違う、リラックスした雰囲気が伝わる、とても良い写真だ。
機長な写真をありがとうございます。
返信削除ポランはギャルド入団当初はアルトでした。
1961年来日時の宿舎が新橋の第一ホテルでしたので、ちょっとお出かけだったのでしょう。
コメントありがとうございます。宿泊先が新橋の第一ホテルでしたか!写真を撮ったと思われる位置も、その目と鼻の先ですね。
返信削除アルト3番になった話についても、ポラン氏から聴くことができました。入団試験はバリトンで受けたようですが、上手すぎるからアルトを吹いてくれ、と言われたとか…。
なんと素晴らしい写真でしょう。
返信削除ポラン先生はパレードが嫌で嫌でしょうがなかったとよく仰っていました。
コメントありがとうございます。そんなこともおっしゃっていたのですね。いわゆる「軍楽隊」としては必須の活動ですが、バリトンですから身体的にも中々大変そうです。
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