2015/08/23

イタリアの"Opus Band"

SaxOpenの最中、衝撃を受けたアンサンブル団体は多かったが、"Opus Band"という団体の演奏には興奮させられた。

この超怪しい身なりで、鐘と太鼓を鳴らしながら街を練り歩き、広場に到着したかと思えばバッハやオルフの作品を、ロック風なんだか民族音楽風なんだか良くわからないアレンジで、激しく踊りながらものすごい音圧で演奏する。途中には寸劇?も交えて、聴き手を興奮の渦に巻き込んでいく。アレンジには、カッコ良さと適度なありがちさが同居しており、とにかくエキサイティングそのもの、という趣。一発で気に入ってしまったのだった。

その演奏を目にした時、一体何者だと思ってプログラムを見ても、次のような記述があるだけで、イタリアの団体であるということ以外、詳細が全く分からなかったのだった。

《Opus Band》, an unusual brotherhood of onks, between the sacred, the profane, rock, Gregorian chants, the Middle Age or electrofunk will involve you in this 《trip saxofonico on the way to heaven.》

日本に帰ってから調べたところ、BadaBimBumBandというサクソフォン団体の一形態であるということがわかった。
公式ページはこちら→http://www.streetband.it/
Facebookページはこちら→https://www.facebook.com/pages/BadaBimBumBand/92930048890

BadaBimBumBandは、ストリート系のサクソフォン・アンサンブル。様々な屋外イベントに登場しているようだ。編成はOpus Band以外にも、BanditaやWanna Gonna Showという、違った装い・レパートリーの団体名義で演奏することもあるようだが、暗譜でアレンジ作品や民族音楽を演奏しまくる&踊りまくる、といった基本コンセプトに沿って活動を展開しているようだ。

Amazon MusicでBadaBimBumBand名義のセッション録音を見つけることができる(ゼンブ買ッチャッタヨ…)。まずは試聴してみてくださいな。気に入る方はきっと多いはず!
BadaBimBumBand

YouTubeでも演奏映像をいくつか見つけることができる。このOpus Band名義の動画はパーカッションが入った箇所で音がマスキングされてしまい、本来の響きとはちょっと違う感じになっているようだが…。

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