2014/08/29

日本の民謡セレクション on YouTube

雲井雅人氏のFacebookウォールより。今年3月に開かれた、清田朝子サクソフォンコンサートにおける「日本の民謡セレクション~サクソフォーンで綴る四方山話~」の演奏。

清田朝子, alto saxophone
雲井雅人, soprano saxophone ほか



世界各地の民謡(民族音楽)とサクソフォンの相性の良さについてはこれまでも何度かブログ記事で取り上げており、それを再確認する思いだ。これは、サクソフォンの音色が人の声に近いから、とか、そういった単純な理由ではなく、もうちょっと根源的な部分に、その理由があるのだろうが、未だに「これがその理由です」と断言することはできずにいる。

短い楽章(曲)が連なるアレンジではあるが、全体を通してゆるやかな構成感があり、最終部に向けた盛り上がりはわくわく。美しい音色で魅せる2本のサクソフォンの重なりは、ぜひ会場で聴いてみたかったなと思わせるようなものだ。

ところで、いくつかの日本民謡でのブルースの進行を思わせる和声の移ろいは(もしかしたら編曲のせいもあるかもしれないが?)、個人的になんともウキウキさせられるものであるのだった。そういえば「リンゴ追分」もブルースですね…こちらは歌謡曲だが。

「安里屋ユンタ」は、伊藤康英「琉球幻想曲」の下敷きとなった作品で、聴いたことのあるメロディが浮き上がってくるさまは何とも言い難い嬉しさがある。ちょうどいまラージ版の練習もしているし。

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