2013/09/21

That's Saxophone Philharmony 第9回ソロ・アンサンブルコンサート

【That's Saxophone Philharmony 第9回ソロ・アンサンブルコンサート】
出演:That's Saxophone Philharmony、Saxofono Rosso、JION Saxophone Quartet

G.ヴェルディ「乾杯の歌」
J.ウィーラン「トリップ・トゥ・スカイ」
久石譲/石毛里佳「スタジオジブリ・メドレー」
J.イベール「コンチェルティーノ・ダ・カメラ」より第1楽章
レハール「メリー・ウィドウ・メドレー」
A.ピアソラ「ブエノスアイレスの春」
本多俊之「"家族ゲーム"より」
A.ピアソラ「フーガと神秘」(Rosso & That's)
A.ピアソラ「アヴェ・マリア」(Rosso & That's)
J.ノレ「トカデ」(JION SQ)
福田洋介「Sakura Song - Five」
G.ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」

普段はラージアンサンブルを中心として活動しているザッツさんの、ソロ・アンサンブルのコンサート。この秋季のコンサートも、春季の定期演奏会も、毎回代々木のオリンピックセンターで開かれており、初めて伺ってから何度も足を運んでおり、私にとってはすでにお馴染みの会場だ。

デュオから始まり、カルテット、ソロ、ゼクステット、クインテットと続く。毎回の定期演奏会で感銘を受けているが、小編成であってもとても高いクオリティ!やっぱり、ラージでのあの充実した響きは、こういった地力の高さがひとつの大きな要因なんだなと実感させられる。以前演奏会のご紹介でも書いたが、今回特に嬉しかったのは「Trip to Skye」を演奏してくださったこと!ザッツさんの、音で奏でられるこの曲の響きがとても心地よかった。

二部はゲストステージ。ロッソさんとザッツさん、各三名によるバリトン・ゼクステットと、JION Saxophone Quartet。バリトン・ゼクステットは、チェロのために書かれた「フーガと神秘」と、優しげな「アヴェ・マリア」を濃厚な演奏で、JIONはあの「トカデ」を圧巻の演奏でこなしていた(説得力のある構成と、四楽章のスピード!)。

三部は、いつものザッツさんの編成による演奏。東京近郊のラージアンサンブルというと、ザッツさんのほかにロッソさんやエスポワールさんやなめら〜かがすぐ思い浮かぶが、これだけの多人数にもかかわらずそれぞれに個性のある音が飛び出すのは、不思議。普通は人数が増えるほどそういった特色って減じる方向に向かうと思うのだが…。アンコールは全員集合で最終週に突入しようとしている「あまちゃん」のオープニングテーマだった。バリトン近辺にチャンチキが用意された時点で何が演奏されるかわかっちゃったぞ(笑)。

打ち上げも伺いたかったのだが、やる事を溜め込んでしまっているため知り合いにご挨拶して失礼した。来年の定期はぜひまた伺いたいなあ!

オリンピックセンターをNEX-5Nを使ってワイド撮影してみた。

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