2013/06/26

「インテクステリア第9番」の楽譜

テナーサクソフォン独奏のための傑作、江村哲二「インテクステリア第9番 Intéxtérieur no.9」の楽譜を購入。先日伺った大石将紀さんの演奏会で特にこの作品の演奏に感銘を受けた勢いである。とはいえ、とりあえず演奏用ではなく研究用(もし演奏できたらとても楽しいと思うが、あまりの至難さに…泣)。

演奏を聴いた時に受けたインプレッション…"クリスチャン・ロバの「ハード」に影響を受けた作品である"…は、楽譜を参照することで確信に変わった。重音の扱いやARQP(aussi rapide que possible)の指示、低音域のスラップ…。さらに記譜法にも様々な類似点が見られることで、江村氏は、齋藤貴志氏とのコラボレーションの際に「ハード」を"聴いた"のみならず"楽譜を見た"のではないかな、ということも推測できる。今となっては知るよしもないが。

うーん、クリスチャン・ロバの作品の如く、録音が簡単に手に入れば人気が出そうなのだが。誰かレコーディングしませんか?

楽譜はフツーにAmazon.co.jpで買えるので、ご興味ある方はぜひ。
21ST CENTURY 江村哲二/インテクステリア 第9番 テナーサクソフォン独奏のための (woodwind instruments repertoires)

0 件のコメント:

コメントを投稿