2013/05/29

「春の祭典」初演100周年

今日2013年4月29日は、ストラヴィンスキーの「春の祭典」がパリで初演されてからちょうど100年にあたる日だそうだ。普段はサクソフォン関連の調査にばかり精を出している私でも、さすがに「春の祭典」くらいはきちんとおさえている。私の愛聴盤(というか刷り込み)はブーレーズ×クリーヴランド管弦楽団の新録音(DG)である。SONYから出版されている旧録音のほうが有名だが、なぜかこちらなのだ。特に第1楽章が好きで、何度も聴いた。

Naxosが、様々な演奏家による「春の祭典」を全曲聴くことができる特設ページを開設しているので、気になる方はチェックしてみては。6/5までの限定とのことなので、お早めに。非ロスレス符号化されているが、まあ試しに聴くには十分なレベルの音質だ。
http://ml.naxos.jp/k/harusai/

サクソフォンと「春の祭典」の関係性は希薄だが、いくつかサクソフォンを含んだアレンジを知っている。ヒューストン大学が取り組んだ吹奏楽版には、編曲・演奏ともに衝撃を受けたなあ。つい先日、Eastman Saxophone Project(イーストマン音楽院の学生によるサクソフォンのラージアンサンブル)の全曲演奏がYouTubeにアップロードされていたが、Boosey & Hawkesの申し立てにより削除されてしまったようだ。

ということで、余り知られていないであろう「RE-(W)RITE OF SPRING(Innova 824)」をご紹介。なんとビッグバンド版の「春の祭典」である。サクソフォンはDarryl Brenzel以下6本が含まれており、冒頭のソロを始め随所で活躍しまくっている。もちろん初めて聴いたときは衝撃を受けたが、内容(編曲・演奏)としてはネタとしてしかご紹介することができないかなあというレベルなのが残念。

ビッグバンドサウンドが好きな方、もしくは好事家向け。上記Naxosのページにも掲載されている。

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