2013/04/22

サクソフォニーフェスティバル四国

4/21、フェスティバル当日。雨は上がり、雲の合間から日差しが差し込む良い天気。前日の悪天候が嘘のようだ。瓦町から琴電で高松まで。その後JRに乗り換えて端岡駅まで。同じ電車にはFさんが乗っていた。端岡駅からホールまではのんびりと歩いて向かった。

会場に入るとすでにたくさんの方が到着していた。初めましての方、久しぶりの方、いろんな方に挨拶することができた。10時から12時まで雲井先生、古庄先生によるラージのリハーサルがあり、最終チェック。お二人とも楽しい合奏で、充実してリハーサルを終えることができた。昼からTsukubaSQのメンバーと合流して大阪の王将で昼食をとり、楽器ブースで試奏して遊んでいるうちに、開演。

まずは香川県ゆかりのサクソフォン奏者によるアンサンブル。音楽監督の雲井先生、曽根先生を始めとする15人ほどのアンサンブルで「フラッシング・ウィンズ」と、そのお二人をソロに立てての「ガブリエルズ・オーボエ」。素晴らしい演奏であることに間違いはなく、会場(なんと来場者数350人!客席のほとんどが埋まってる感じ)からも大きな拍手が送られた。これまでに雲井さんの音を聴いたことがある人はどのくらいいたのだろう。あの美しい音や音楽性がどのように受け止められたのかは、興味あるところだ。

続いて四国の団体によるアンサンブル。ダッパーサクセーバーズ、ウィーズSQ、やいろ吹奏楽団。(ダッパーさんの演奏は、聴いたことがあるので当然として)得意とするレパートリーや演奏スタイルはそれぞれ異なるけれど、どの団体も非常にレベルが高く驚かされる。四国って、なにかそういった地力を上げるような土壌があるのかなあ。再び雲井先生と曽根先生を加えての、実行委員会によるアンサンブルを一曲だけ聴いて、(ニーノ・ロータの「道」。ニーノ・ロータは大好きなのだ嬉しかった)TsukubaSQのリハーサルに向かった。

リハーサル時間を使って2曲の最終チェック。少し進行がおしていたので軽く休憩してからホールに向かった。演奏は、吹いているとあっという間ではあったが、楽しんでいただけたようで何よりだった。演奏した曲目は、下記の2曲。
吉松隆 - Atom Hearts Club Quartet Mov.1,4
Richard Ingham - Mrs Malcolm, Her Reel(日本初演)
演奏後、ホールの外で香川県のプリズムカルテットの方々と一緒に写真を撮ってもらった。昨年の協会のコンクール以来で、嬉しかったなあ。

楽器を置いて雲井先生の演奏を聴きに伺う。四国という地で、あのエドゥアルド・サックスの音色が響くとは、なんだか言葉に言い表せないような感動だ。ホール自体は、それほど響かないのだが、サックスの響かせ方は音圧じゃなくて美しい音色でしょと言わんばかりのサウンドで、ホールを隅から隅まで震わせていた。もちろん最後の「マールボロの主題による変奏曲」は大盛り上がりだ。

最後はサックスオーケストラのステージ。85人の奏者が一堂に会し、雲井先生、古庄先生指揮のもとアンコール含めて5曲を演奏した。本番は、またリハーサルにはなかったテンションでの演奏となって、とても楽しかった。
スカイブルー・ファンファーレ
カンタベリー・コラール
シング・シング・シング
威風堂々第一番
ふるさと(アンコール)

終演後、なんと柳澤管楽器の社長である柳澤信成さんに話しかけていただいた。実は昨年セント・アンドルーズで開かれたWSCにも来ていたとのことで(ニアミスしていたはずだ)驚き。いろいろと温かい言葉をかけていただき、感激した。

全員集合して閉めの会を行い、三々五々に解散。打ち上げには30名弱が参加し、こちらも長時間盛り上がった。これまでじっくりお話したことのない方とたくさん話せて、大満足だ(それでもちょっと時間が足りないくらい)。二次会の〆は、やっぱりうどん(鶴丸2号店、内装にびっくりした)。

Tsukuba Saxophone Quartetとしては初の四国でどうなることかと思ったが、柏原さんやダッパーきんじさんを始めとする実行委員会の方々の見事な采配と運営のおかげで、とても楽しく過ごすことができた。香川は食べ物も美味しいし飲み物も美味しいし、なにより人が暖かい。暖かく迎え入れてくださり、嬉しかった。この場を借りて改めて感謝申し上げたい。

打ち上げの集合写真を、小さく載せておく。

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