2013/03/10

千葉大学サクソフォンプロジェクト"関東サクソフォンアカデミー"に参加

千葉大学サクソフォンプロジェクト主催の"関東サクソフォンアカデミー"に参加。楽しい一日だった!

【関東サクソフォンアカデミー】
出演:大石将紀(講師・指揮)、グ・ワーヒル四重奏団、茨城大学、JION Saxophone Quartet、たけのこカルテット
日時:2013年3月9日(土曜)13:00開演
会場:千葉市美浜文化ホール・メインホール
プログラム:
・アンサンブル発表ステージ
 A.グラズノフ - 四重奏曲より第1楽章(グ・ワーヒルQ)
 横内章次 - バラード・フォー・トルヴェール(茨城大)
 秋透 - 3つの富山県民謡(JION SQ)
・公開レッスン:
 A.デザンクロ - 四重奏曲より第1.3楽章(たけのこQ)
・ワークショップ「初めての即興演奏」
・全員合奏ラージアンサンブル:
 J.シュトラウス - ラデツキー行進曲

11時に集合し、各種連絡のあと、大石さん指導のもとラージアンサンブルの練習。第1回サクソフォン交流会でも演奏した「ラデツキー行進曲」で、この手書きの譜面がなんだか懐かしかった。アンサンブル発表ステージには3団体が出演。どの団体も素晴らしい演奏だった。グ・ワーヒルは結成後わずか2ヶ月とのことだが高難易度のグラズノフを見事にさばいていたし、茨城大学は隅々まで丁寧なリハーサルのあとが見られ、また音色も美しく、曲にふさわしいドライブ感があって聴き入ってしまった。JION SQは初めて聴いたが、圧倒的。技術・音楽性とも日本のアマチュア・サクソフォンアンサンブルの歴史を作ってきたという名にふさわしい。各聴かせどころなど、ものすごく勉強になった…。サクソフォーン・アンサンブルの会、のみならず、JION SQでもフル・リサイタルを聴いてみたいな。

公開レッスンは、tfmくん率いるたけのこカルテット。一時間ほどにわたって、大石さんが第1楽章を重点的にレッスン。レッスン前の披露演奏もとても上手かったのだが(ここから彼らの第1楽章の演奏を聴ける)大石さんの指摘を受けて、みるみるグレードアップしていくのが印象的だった。指導内容はかなり細かい部分にまで及び、すべてメモをとったのだが、そのうち特にいくつか印象的だった内容を書いておく。
・サクソフォンのp, ppの音色を良く研究すること。f, ffよりも、こちらにより多くの音色のバリエーションを見つけることができる。
・フレーズを吹いている最中に息の抜き差しをするとよく歌っているつもりが逆に埋もれてしまう場合がある。
・曲の持つイメージを共有すること。さらに、激しいところでのイメージ、ゆっくりなところでのイメージ…と、さらに細かく分割していくこと。

そして、ワークショップ「初めての即興演奏」。tfm氏はもちろん、Thunderさん、梅沢さん、横井くん、たけのこカルテットのメンバーなどが参加。フリーの即興ということで、ワークショップとして何が飛び出すかと思っていたのだが、これが実に面白かった!!大石さん自身が言っていたように、まるで楽器を使った「ゲーム」だ。ひとつひとつの「ゲーム」をこなすうちに、徐々に耳が開き(という表現も面白かったなあ)、アイディアが湧き出てくる。例えばある音に関する特徴をディスカッションしたり、ある人が出すある音の真似をしてみたり、その音とは"反対の"音を出したり、と言った具合。最初に受講生8人で初めてやった即興演奏と、様々なゲームを経たあとに、最後にやった即興演奏は面白さで言えば格段に上がったと思う。最後の即興演奏の録音は、ここに上がっているのでぜひ聴いてみてください(笑)。1時間だけだったのが惜しまれる。この即興のワークショップだけ取り出して、さらに続きを受講したいくらいだ!

最後はラデツキー行進曲で〆。アンサンブルで慣れている方ばかりなので、ものすごく安定していることは言うまでもない(笑)。

演奏会後はまだ明るいうちから打ち上げ飲み会。様々な方とお話できて、とても楽しかったなあ。そういえば大石さんと飲み会をご一緒するのも初めてだった。結局2次会までなだれこみ、4時間以上にわたって楽しい時間を過ごすことができた。

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