2011/12/11

CRONACA DI UN AMORE on YouTube

Androidマーケットの10日間日替わりアプリ10円セール、まんまと引っ掛かっている。初めて有料アプリに手を出してしまった…(苦笑)。

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マルセル・ミュールは、独奏者や室内楽奏者としてのコンサートホールでの活動、教育者としての活動のみならず、放送用録音や映画音楽の録音にも積極的であった。特に映画音楽に関しては、ジャン・フランセやダリウス・ミヨーとの共同作業により、数多くのフィルムを残したとされている。その多くは情報として埋もれてしまっており、今となってはどこにミュールの演奏があるのかはほとんど判らない…とされているが、ひとつだけ記録されているものがある。

イタリア映画"CRONACA DI UN AMORE"(Michelangelo Antonioni監督)がそれである。1950年制作のモノクロフィルムで、Giovanni Fusco作曲のサウンドトラックに、マルセル・ミュールのサクソフォン、アルマンド・レンツィのピアノで演奏されている。オープニングから強烈だ。ミュール録音のイベールを聴いた時のような、センセーショナルな衝撃を受けることだろう。サクソフォンを知らない人が聴いたら、何の楽器だと思うのかな。

すでに制作から50年たっており、YouTubeからも鑑賞可能。オープニングも凄いが、ぜひ中間部の(いかにも恋愛映画という感じの)甘いフレーズを歌うサクソフォンにも耳を傾けて頂きたい。

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