前回の記事の続き。
1988年は、世界サクソフォーン・コングレスが日本で開かれた年である。バンドジャーナル誌も、かなり大がかりにコングレスの記事を取り上げている。写真もたっぷりで、あの伝説的な「協奏曲の夕べ」の演奏風景を写真で見ることができた。おお、ヘムケ氏がヤマハのWX7を使っているぞ!そして、相変わらず須川さんは若い(笑)
女性奏者の演奏風景がたくさん載っている。スウェーデンのRollin' Phones(BISからCDが出ていますね)と、イギリスのFairer Sax(Diversionsは名盤!)で、どちらの団体もとても派手な衣装で、驚いてしまった。モノクロの写真だけれど、これはおそらくCDのジャケットと同じような、ピンク系統なのかなあ。
その他、掲載されている写真は、ドゥラングル教授、武藤賢一郎氏×藤井一興氏、東京サクソフォーンアンサンブル、フルモー4重奏団(テナーがGuy Demarle氏だ!)、等々。どれも、大変貴重なものだ。
そして、もうひとつは国際サクソフォーンフェスティバル in 大阪の記事。コングレスの開催に合わせて、大阪に何人かの国際的ソリストを招聘し、独自にフェスティバルを開催したとのこと。知らなかった~。記事の執筆者は、野田燎氏ということで、おそらく野田氏が先陣を切って運営をこなしていたのだろう。
招聘されたというソリストの面々も、凄いもので、ジョン・サンペン氏、フレデリック・ヘムケ氏、インターナショナルサクソフォンアンサンブル(ボルドー)、ミシェル・ヌオーといったところ。トリは、野田氏の自演による協奏曲「現」だったそうだ。へえーー!
日本でそんなサクソフォンコングレスをやってたことがあったんですか!!(爆)
返信削除88年だとサックスやるか否か以前に私はまだ…(笑)
いいなぁ… またやってくれないもんですかねw
前の記事の対談もとっても面白いですね。 フルモーさんと須川先生は浜松で10年以上の付き合いだと言ってた様なそうじゃないような… 20年来!?!?(笑)
また日本でコングレスを!!!なんて、贅沢ですかねえ。
> Keiさん
返信削除私は3歳くらいですかねえ(爆)。詳しいことは以下のリンク(日本サクソフォーン協会のウェブサイト内)に書いてあります。
http://homepage2.nifty.com/jsajsa/jsa20th.htm#congress3
「協奏曲の夕べ」という催しに関しては録音が残っているのですが、当時まだ20代だった須川さんの演奏が、とにかく半端ない強烈さです。サクソフォンのライヴ録音として、これ以上のものはないかもしれない…ぜひ実演で聴きたかったです。
日本でのサクソフォンコングレス、決して無理な話ではないと思いますよ。期待したいところですね。