2007/10/26

今年もモレティ氏が来日

ピアニスト、服部真理子さんのウェブページから引っ張ってきた情報。今年もファブリス・モレティ Fabrice Moretti氏が来日されるそうだ。ここ数年は、毎年のように服部吉之先生の招きで来日されているのだが、去年初めてモレティ氏の演奏を生で聴くことができた。そして、CDでは再現不十分な、その美しい音色や豊かな音楽性に大変に感銘を受けたのだ…。会場は昨年に引き続き、旧奏楽堂。おおー、またあの素敵な空間でモレティ氏の演奏を聴くことができるのですね!

服部先生が、四重奏レッスンの合間にモレティ氏について語っていたことを、良く覚えている。「彼がまだ小さいときに初めて会ったが、当時から本当に上手かった」と。とても絶賛されていたっけ。デュオでCDも作っているし、お互いが相手のことをとても大切にしている雰囲気を感じ取ることができる。…と、話が逸れた。以下、本題の情報です。

【ファブリス・モレティ サクソフォンリサイタル】
出演:ファブリス・モレティ(sax)、服部真理子(pf.)
日時:2007/11/16(金)19:00開演
場所:東京音楽学校旧奏楽堂
入場料:当日3800円、前売り3500円
プログラム:
マルチェロ「オーボエ協奏曲ハ短調」
港大尋「遠みから遠ざかってみても」
ヴィラ=ロボス「ファンタジア」
リュエフ「シャンソンとパスピエ」
ボザ「アリア」
ビッチ「村娘」
ピアソラ/生野裕久「オブリヴィオン」
ワイル/港大尋「ユーカリ」
トマジ「バラード」
問い合わせ:
0467-24-8137、080-1208-6390(デュオの会)
fugusama@kza.biglobe.ne.jp
http://www7b.biglobe.ne.jp/~mariko-pf/fabrice%20concert%202007.html

去年と比べて、プログラムのボリュームが重めになっていてちょっと嬉しい。マルチェロ、ヴィラ=ロボス、トマジあたり、どんな演奏を繰り広げるのかとても楽しみだ。本当は、もっとオリジナルの大曲をずらずらと聴いてみたくもある…(笑)。東京のみならず福山、笠岡での演奏予定もあるとのこと。近くにお住まいの方はぜひどうぞ。

ちなみにモレティ氏のCDと言えば、Momonga Recordsの「SONATA!」が有名だが、私にとっては何と言ってもルデュー・カルテットにてソプラノを務めたサンジュレ、ピエルネ、パスカル、アブシルの四重奏曲集(Opus)が印象深い。私の中では最もスタンダードとなっている素晴らしいサンジュレ。デファイエQの録音と並んで、フランスのエスプリを振り撒くピエルネとパスカル。かと思えば、意外にアグレッシヴな一面をも魅せるアブシル。こちらで紹介しています。

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