2007/06/14

楽譜の山をひっくり返す

必要があって、溜め込んであるサクソフォン関連の楽譜の束をひっくり返してみた。するとまあ、出てくるわ出てくるわ、懐かしい楽譜のオンパレード。

マイケル・トークの「July」なんて曲の楽譜、持っている人いるのかしらん。4年前に買った楽譜だが、いまだ演奏機会は訪れず、腐らせてしまっている。ベルノーは「四重奏曲」だけじゃなく、なんと「デュオ・ソナタ」の楽譜まで出てきた(たしか8000円以上した覚えがある)。ウッズの「三つの即興曲」…それだけなら珍しくもないが、なんとKendor Music版。高校生のときに、地元の楽器屋さんで保護したもの。第1楽章はなんども演奏したっけ。

バッハの「シャコンヌ」サクソフォーン四重奏版!伊藤康英先生編。雲カルの演奏会で初演を聴いて感動して、即座にイトーミュージックの鈴木さんに早期の出版を懇願したのだった。一年ちょっと前に音を少し出したが、それ以来本番の機会は巡ってこない。バッハ「イタリア協奏曲」やイトゥラルデ「ギリシャ組曲」など、せっかく買った楽譜も、楽章ひとつ演奏して終わり、ということが少なくない。もったいないなあ。

ソロ曲はほとんど持っていないが、なぜかクリスチャン・ローバの「9つのエチュード(アルト)」が出てきた。これは主に音源との対参照用で、「バラフォン」をかろうじて遊びでさらったことがあるくらい、しかもほとんど吹けなかった。そして「Grab It!」。フツーのソロ曲はないのか(笑)。…え?ラーションのオケスコアぁ??

ちなみにサックス関連以外だと、伊藤康英先生の「交響詩『時の逝く』」、クセナキスの「ST/4-080262」のスコア、デザンクロ「レクイエム」のスコアなど…いったい何を考えて集めていたというのだ。

全ての楽譜を積み上げてみると、厚みは約60センチ。さすがに所有楽譜のリストを作らないと、どこに何があるのかわからなくなってしまう。一度しまいこんでしまうと、取り出す機会がほとんどないため、余計に記憶が薄れていってしまうのだ。

少し考えていること:楽譜を全部スキャンしてPCに保存しておく、ってのはどうだろう。スキャニングの手間はかかるけれど、ずいぶんと扱いが便利になりそうだ。デジタルデータにしておけば、劣化の心配もないことだし。

2 件のコメント:

  1.  ようやくPCを見られるようになったので、早速やってきましたー。 

     数年前に、Julyは演奏しましたよ。(^^
    楽譜は、Thunder さんがお持ちでした。
    私はAltoを吹きましたが、あまり揃って
    練習できず、本番はスリル満点?!でした。(^^;

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  2. こんにちは、パソコン復活おめでとうございます&たくさんコメントありがとうございます!

    演奏されたことがある…ということは、なめら~かさんの定期演奏会のプログラムだったのでしょうか。いやー、存じませんでした。確かに面白い曲ではあるのですが、日本での認知度はまだイマイチかな、とも思います。アメリカではよく演奏されているそうです。

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