2006/06/09

Quatuor Axone

アクソン四重奏団 Quatuor Axoneに注目。ハバネラ四重奏団と同じくパリ国立高等音楽院をサクソフォーンで卒業したメンバーにより結成され、さらに四重奏団としても室内楽のクラスを一等賞で卒業したというまだ若いカルテット。活動状況は日本にはほとんど伝わってこないが、フランスのほうではコンサートなどを開いているようだ。

Webページがあり(→http://www.quatuoraxone.com/)いくつか音源(ライヴ録音?)も試聴できるのだが、ハバネラ四重奏団に似たスマートな清潔感あるサウンド。新世代のソリストやカルテットはこういった傾向が多い印象を受ける。サックスという楽器の制約を超えたところにある、音楽そのものを掴みとるような演奏だ。そういえば、師であるドゥラングル自身も楽器の制約を感じさせない演奏をするよなあ。「蛙の子は蛙」じゃないけれど、なるほど納得。長く活動を続けてもらえればいいな。いつか生の音に接する機会が楽しみ。

「axoneって何だ」と思ったら、フランス語で神経細胞(ニューロン)の軸策のことなんだそうだ…へえ。英語ではaxon。

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