2006/06/12

N響アワー、邦人作曲家特集

昨日は英語ゼミの発表準備の目処を立たせ(3週間に2本はちょっとキツイものが…)、20時くらいに帰宅。日曜日だというのに何やってんだか…。

何気なく見始めたN響アワーで日本人作曲家の特集をやっていて、ついつい最後まで見てしまった。今回はスタジオではなく古典芸能祭の会場での収録だということで、池辺さんが日本に西洋音楽の風が入ってきた黎明期から、昭和中期までの流れを分かりやすく解説。

ふーんなるほど。池辺さんのお話しを乱暴にまとめてしまえば、ドイツに留学した山田耕作が日本的な音楽を西洋のオーケストラ上で表現することに成功し、チェレプニン賞によって名声を得た伊福部昭がそれを継ぎ、伊福部氏に師事した黛敏郎と矢代秋雄が相反する流れを作り出したということか。

いつもどおり、池辺さん解説→N響のVTRを観る、という流れだった。当日屋外ではどうやっていたかと思ったら客席の真横に巨大ディスプレイが!すごい。屋外ステージの上にはピアノがセットされ、早坂文雄のピアノ小品が演奏されたり…。

VTRはとても古い時代のものが中心で、外山雄三氏(分かりやすい指揮振りますねー)やら若き日の岩城宏之氏が振ったNHKホールでの演奏だったが、なんとなーく山田耕作「曼荼羅の華」という作品の演奏を見ていたら、とつぜん後半部にテナーサックスが出てきてびっくり!えぇ!大正2年の曲だぞ。しかも吹いているのが服部吉之先生!2度びっくり!

黛敏郎の「BUGAKU」は、典型的な黛氏のサウンドがあちこち聴こえてきて嬉しくなってしまった。矢代秋雄の「ピアノ協奏曲」では中村紘子さんが鬼気迫る演奏。うわー…強烈。

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