2006/03/12

気まぐれな組曲

デザンクロの練習に加えて、ジェローム・ノレ「気まぐれな組曲」の4&5楽章を音だし。本番まで時間があるからいいが、微妙な難しさが割と厄介。第4楽章「Mouvment Perpetuel(常動曲)」の鮮やかなスピード感を再現したり、第5楽章「チャールストン」の爽やか感を出したりするのは並大抵ではない。

しかしこの曲、かなり楽しい!実際に聴衆の前に出したときの反応がどんなものなのかは想像もつかないが、たとえばカデンツの後に続いて奏される「チャールストン」は、スーパーマリオの1面かエンディングかでBGMになってもおかしくない(とはメンバーの弁)くらいcatchy!でeasy!だ。フランス産の楽曲にしてはずいぶんと日本人の琴線に触れる部分が多く、ノレ氏のほかの作品も聴いてみたくなった。

デザンクロ第1楽章は練習開始よりすでに半年に及ぶが、そのなかでいろいろ勉強になったことがたくさん。例えば曲作りに関して、互いに聴き合いながら見通しのよいシンプルなサウンドで構築していくすべを覚えたり云々。巷に数多く存在する綺羅星のごときすばらしき演奏&録音たちにはかなうはずもないのは分かっているのだが、ベストを尽くすのみ。

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