2024/03/17

パリ国立高等音楽院サクソフォン科の新教授はNicolas Arsenijevic

表題の通り、クロード・ドゥラングル教授の退官に伴う来年度以降のパリ国立高等音楽院 CNSMDPの教授が、選考の結果、Nicolas Arsenijevic ニコラ・アルセニイェヴィッチ氏に決定したとのこと。

カタカナ表記については、下記を参考にしたが、元の名前のスペルミス等もありなんとも言えないところで、今後落ち着くまで時間がかかりそう。そういえば、ドゥラングル氏も、2007年あたりに「ドラングル」という表記が流行ったりした。個人的にカタカナ表記はけっこう重要な情報ので、ぜひ野中貿易様あたりに早めに制定いただきたいところ。

https://ameblo.jp/chiharulemarie/entry-12817374181.html

初めてNicolas Arsenijevic氏の名前を知ったのは、無名時代に、彼の演奏するサン=サーンスの「序奏とロンド・カプリツィオーソ」の録音によって、だ(確か大西智氏さんに聴かせてもらったような)。世界最先端のフランスのサクソフォン界が次のステージへと移行を開始している時期のもので、その鮮やかな演奏に驚いた記憶がある。その後、ディナンのコンクールのライヴ中継や、クロアチアのコングレスで実演に触れたこともあるし、折につけ見る名前だったが、まさかこのサクソフォンの世界最高学府の教授に就任とは。

CNSMDPのサクソフォン科は、このグローバリゼーションの時代となってなお、世界のサクソフォンのトレンドを築く中心地といえる。Nicolas Arsenijevic氏がどのように動いていくのか…注目していきたい。


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