2024/01/20

ヴォルフガング・ヤコビの協奏曲

シガード・ラッシャー Sigurd Rascher氏の演奏による、ヴォルフガング・ヤコビ Wolfgang Jacobi「サクソフォン協奏曲」の録音。Jan Koetsier指揮バイエルン放送交響楽団との共演。

ドイツ生まれの、ネオ・クラシカルの流派に属する作曲家であるヤコビは、ラッシャー氏とのコラボレーションにより多くのサクソフォン作品を書いているが、「サクソフォン協奏曲」の、ラッシャー氏による演奏が残っていたとは知らなかった。

https://archive.org/details/cd_schoenbachm-toch-martin-jacobi-composition_dieter-schoenbach-ernest-toch-frank-martin/disc1/07.+Wolfgang+Jacobi+-+Saxophone+Concerto.flac

ごく短い作品ではあるもの、前後半の対比により、サクソフォンの特徴を極めてよく引き出している作品だと感じた。ラッシャー氏のサクソフォンも冴えわたっており、冒頭の、まるでフルートのような音色から、後半のテクニカルな箇所まで、見事な演奏を繰り広げている。

ヤコビの功績を伝えるページには、ラッシャー氏と写った写真が掲載されていた。



0 件のコメント:

コメントを投稿