木下直人さんが最近入手されて、YouTubeにアップロードしてくださった録音。放送用に準備された録音のようだ。
作曲家の名前は初めて知った。ジャン=ミシェル・ダマーズ氏やジャニーヌ・リュエフ氏とほぼ同世代にあたる。1942年にパリ音楽院に入学し、アナリーゼをジョルジュ・ダンドロに、和声をナディア・ブーランジェに、対位法をノエル・ギャロンに、作曲をアンリ・ビュッセルに、それぞれ学んだ。パリ音楽院、パリ理工科学校等で教え、ORTFに入社後は要職を歴任した。
デファイエ氏の音楽性と技巧面を両面から良く伝える演奏内容で、とても心動かされた。こういった演奏が、商用録音としてリリースされていなかったことが惜しいとは思うが、木下さんの探究心に改めて頭が下がる思い。
ニコラ・プロスト氏のデファイエ復刻録音集にも収録されているが、木下さんの復刻のほうがクリアに聴こえる。
これらの放送録音はずいぶん前に、名前だけで見つけて購入しておいた音源です。
返信削除今になって栗林さんたちが喜んで頂ける音源だったようです。
CDRの方が音質がクリアーなので、コンベルと一緒に近日送ります。
プロスト氏がミュールの第2集を発売だそうで、私が音源を何曲か提供したんですがCDを数枚頂けるようです。
届いたら進呈します。第1っ集は在庫なしのようです。ミュールの映画での演奏集のようで2枚組です。
楽しみにしております!今回初めて聴いてみて、数あるデファイエ氏の録音に匹敵する内容に驚きました。放送用の録音は、本当に素晴らしい演奏の宝庫ですね。
返信削除プロスト氏の件も、いろいろとありがとうございます。良い形の復刻になることを願っております。