2022/08/07

Wo das Licht die Saite kreuzt - Poem nach Debussy

Ries&Erler版(Detlef Bensmann編曲) の「Wo das Licht die Saite kreuzt - Poem nach Debussy」は、ドビュッシー「ラプソディ」の亜種?として把握しておくべき作品である。ドビュッシー「ラプソディ」を発展的にアレンジした、という内容で、ヴァイオリン、サクソフォン、ピアノ、もしくはサクソフォン(S/A持ち替え)、ピアノの編成で演奏される。

実際に聴いてみると、ドビュッシー「ラプソディ」の、コラージュ的作品という装いだが、特殊奏法を効果的に使いながら、万華鏡のような雰囲気を創り出し、なかなか面白い作品に仕上がっている。原曲と比べる、というよりは、新たな作品として浸かってみたほうがいろいろな発見ができることだろう。

日本では、2012年に佐藤淳一氏のレクチャーコンサートで演奏され(演奏は伊藤あさぎ氏)て以降、実演は聴いたことがない。

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