2022/05/11

ミュール四重奏団のシュミット初出録音

おなじみPastdailyに、聴いたことのない録音が上がっていたのでご紹介。マルセル・ミュール四重奏団演奏のフローラン・シュミット「四重奏曲作品102」というと、Decca LX 3135等に収録された録音のことを指す。メンバーは、Marcel Mule, André Bauchy, Georges Gourdet, Marcel Josseという布陣。

それとは異なるもので、1951年頃の放送用スタジオ録音とのことだ(中身を聴いて、Deccaと別録音であることは判定済)。仮に1951年のものとすると、この年、ミュール四重奏団は、Marcel Mule, André Bauchy, George Charron, Marcel Josseというメンバー構成から、上記メンバー構成への変更ご発生した。そのため、どちらによる録音かは分からない。…が、貴重であることは間違いなく、ぜひ聴いてみていただきたい。

https://pastdaily.com/2021/11/21/marcel-mule-saxophone-quartet-play-music-of-florent-schmitt/

Gordon Skaneという人物のコレクションなのだそうだが、こういった放送用に収録されたサクソフォンの貴重な演奏は、商用録音として出回っているもの以外に大量にあるはずで、まだまだいろいろなものが出てくるのでは…と期待してしまう。

マルセル・ミュール氏、ダニエル・デファイエ氏については、体系的に整理する必要性を感じている。木下直人さん他、A様、F様ほか、皆様に頂戴したもの、インターネット上で発見したものなど、録音物/映像を体系的にまとめていく予定。なんとか時間を捻出し、2022年中にいったん整理できればと思っている。

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