2015/05/07

ラーション「協奏曲」初演の頃(The Raschèr Readerより)

ラーシュ=エリク・ラーション Lars Erik Larssonの「サクソフォン協奏曲」は、このリンク先によれば、シガード・ラッシャー Sigurd Raschèrによって1934年11月27日にスウェーデンにて初演されたそうだ。(ちなみに、同一リンク先によれば、ラーション「協奏曲」の初演はグラズノフの「サクソフォン協奏曲」の初演の2日後だったというが、本当?)

その後、ラッシャーは欧州各地で同曲を演奏した。1935年4月9日には、イギリスのクイーンズ・ホールで演奏。ロンドンの主要紙…デイリー・テレグラフ、サンデー・タイムズ、デイリー・メールにて、「ラッシャーの輝かしい演奏は聴衆を完全に征服した」等のコメントを得るなどの高い評価を得た。このコメントからは、当時の聴衆の熱狂ぶりが伝わってくるようだ。

今では考えられないことであるが、その2年後には、ロンドンのテレビ局で同曲の演奏が放映されたそうだ。この写真が、その収録の様子を収めたスナップ。

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