2015/03/08

サクソフォン合同ライブ2015(ワセカル)

アマチュア…というか、ほとんどの皆さんはまだ学生(何人か卒業生もおられる)なのだが、ここまでビシっと演奏されちゃうともはやアマチュアって何なの、と思ってしまう。楽しい演奏会だった!

【サクソフォン合同ライブ2015】
出演:おにかる、やちんてっと、タワカル(早稲田大学吹奏楽団関係者)
日時:2015年3月8日 12:45開場 13:15開演
会場:三軒茶屋ライブ&バー"Grapefruit moon"
プログラム:
A.デザンクロ - 四重奏曲より第3楽章
三浦真理 - ティータイムの画集より第3,4楽章
村松崇継/浅利真 - 生命の奇跡
D.マスランカ - ソングス・フォー・ザ・カミング・デイより第8,9楽章(以上おにかる)
J.デンバー - カントリーロード
A.ピアソラ - リベルタンゴ
L.バーンスタイン - ウェスト・サイド・ストーリーよりバルコニーシーン
葉加瀬太郎 - アジアンローゼズ(以上やちんてっと)
長生淳 - トルヴェールの"彗星"
村松崇継/浅利真 - 彼方の光
D.エリントン - A列車で行こう
G.ピエルネ - 民謡風ロンドの主題による序奏と変奏(以上タワカル)
G.ホルスト/啼鵬 - 第一組曲(以上タワカル&おにかる)

コンサートホールではなく、まさにライヴバーの雰囲気。そこそこ広いスペースが、立ち見も出る超満員!

おにかる(いまの三年生と四年生で結成されたカルテット)は、2012年にも似たようなメンバーで演奏していたはずなのだが、驚異的に上手くなっていてびっくりした。特に、アンサンブルコンテストでも演奏したというデザンクロは(アンコン向けカットがあったのは残念ではあったが)、冒頭の迷いのない響きから一気に引き込まれてしまった。マスランカの細かいパッセージも、「大変です」と言いながらすいすい吹いてしまうのだから恐ろしい。

やちんてっとは、ちょっと雰囲気が変わって、ヴァイオリン、コントラバス、パーカッション、サクソフォン2本という編成。PAも使い、上質におしゃれな雰囲気を愉しんだ。リベルタンゴやウェスト・サイド・ストーリー等、良く知った曲が並ぶが、編曲はどなたがやっているのだろう…?4月の交流会に参加される、という方も演奏しておられ、驚き。

タワカル(かつて全日本吹奏楽連盟主催のアンサンブルコンテスト一般の部全国大会で金を獲ったメンバー)。の演奏は、各々の自己主張と、アンサンブルとしての完成度の高さの、融合が凄まじく、おそらく誰が聴いても「上手い!かっこいい!」という演奏だったと思う。いやはや、なんて素晴らしい。超難曲であるピエルネをこのように完成度高く聴かせてしまうのか。。。

最後に2つの四重奏グループ合同で演奏されたホルス卜は実にアグレッシブな音楽づくりで、最後の追い上げは実に感動的だった。アンコールに、「アナと雪の女王」より「生まれてはじめて」「れりごー」をテクニカルなアレンジで(おにかるのソプラノの方が編曲したそうな。すごっ)。

私なんかよりずっとうまい人たちばかりで、本当に凄いなあと。タワカルのメンバーは、私の6つくらい年下になる。いつも思うのだがこのくらいの世代の皆さんって、我々の世代とは断絶した「新しい上手さ」を持っているなあと思うのだ。こと、各四重奏グループの、各個人が持つ技巧の驚異的な安定度や、堅牢なアンサンブルの構築は、アマチュアという枠で捉えておくのがもったいないほどだ。

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