2014/10/10

10/26演奏会の演奏曲紹介(アルマンド・ルンバ)

チック・コリアのアルバム「マイ・スパニッシュ・ハート」に収録された、変奏曲風の作品。

オリジナルはピアノ、ヴァイオリン、ベース、クラッピングという編成。2013年に松下洋氏から旭井翔一さんに対して編曲が委嘱され、アルトサクソフォンとバリトンサクソフォンのために改作された。

松下くんがPEDROSAXOを日本に招聘した際の、デュオ・リサイタルで初演された。PEDROSAXOの自作自演の強烈さに対抗するにはチック・コリア!と考えたことがきっかけになり、松下くんから旭井さんへの委嘱が行われたとのこと。「アルマンド・ルンバ」の他にも「チルドレンズ・ソング」などいくつかの作品が演奏され、同リサイタルにおいては、松下くんが手掛けたチック・コリアのステージもPEDROSAXO以上に鮮烈、大変な感銘を受けたことをよく覚えている。名古屋公演では瀧彬友さん、横浜公演では塩塚純くんがバリトン・サクソフォンをそれぞれ担当した。横浜公演の時の動画が、YouTubeにて公開されている。



アルト・サクソフォンであるとほぼ演奏不可能なレベルで高音域連発なのだが、そこに目をつけて「ソプラノとバリトンだったらもう少し現実的にいけるのでは!?」「あ、そのまま四重奏アレンジを委嘱しちゃおう!」と考え、旭井さんに再編曲をお願いした次第。10/26の演奏会ではそのソプラノ&バリトンのデュオ版を、12/21の演奏会では四重奏版を、それぞれ演奏するが、いずれも初演となる。10/26は、ソプラノちさ、バリトン望でお送りする。

【Tsukuba Saxophone Quartete Concert Vol. 5.5 at Ernie's Studio】
出演:Tsukuba Saxophone Quartet
日時:2014年10月26日 14:00開演
会場:アーニーズスタジオ
料金:入場無料(投げ銭制)
プログラム:
加藤昌則 - オリエンタル
ピーターソン - トリオより第3楽章
コリア/旭井翔一 - アルマンド・ルンバ(S.Sax & B.Sax版初演)
伊藤康英 - 木星のファンタジー
JacobTV - Grab It!
グレゴリー - 干渉
木山光 - ハデヴィッヒII

(チラシ・クリックして拡大)

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