2014/09/12

瀧彬友さん演奏の「オーヴェルニュの歌」

松下君のYouTubeアカウントに、瀧彬友(たき・よしとも)さんが演奏するジョセフ・カントルーブ/伊藤康英「オーヴェルニュの歌第一集」の動画がアップロードされていた。

名編曲として名高く、ここ最近でようやくマトモな形で出版されたこともあって、日本国内のサクソフォン奏者の間で少しずつ演奏機会が増えているようだ。2013年の東名高速サクソフォンカルテットの演奏会の映像とのこと。

第1楽章や第2楽章では、シンプルなメロディの持つ響きをしっかりと引き出す。第3楽章では細かい音符も難なくこなしながら、カデンツァでは適度な間合いも保ち、説得力のある演奏を展開する。最後は大盛り上がりだが、きちんと抑制された"オトナ"な演奏!実は瀧さんと私とは同年なのだが、このような演奏ができるのは、結局は最後は人となりから演奏が滲み出てくるからかなあと思うのであった(笑)。黒岩航紀さんのピアノも、多彩な音色を弾き分けており場面ごとにぐっとくるものがある。



以前紹介した、エビちゃんこと海老原恭平さんの演奏と聴き比べてみると、様々なアプローチの違いが面白く聴けることだろう。

http://kurisaxo.blogspot.jp/2013/10/blog-post_30.html

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