2014/07/20

4th JML Int'l Competition: 全日程終了

昨日、第4回ジャン=マリー・ロンデックス国際サクソフォンコンクール The 4th Jean-Marie Londeix International Saxophone Competitionの本選における順位が決定し、タイ・フィルハーモニックとともに披露演奏会が行われて閉会となったようだ。関係者のみなさま、おつかれさまでした。また、第1位受賞の松下洋くん始め、入賞者のみなさま、また、入賞こそのがしたものの各ラウンドで健闘のみなさま、おめでとうございます&おつかれさまでした。

1999年、フランス・ボルドーで開かれた第1回コンクール(平野公崇氏が第1位受賞)以来の、日本人の第1位受賞:松下洋くん、ならびに第4位受賞:伊藤あさぎさん、というのは、日本のサクソフォンの歴史の上で、とても意義深く重要なことだ。クラシック・サクソフォンの演奏は、コンクールの結果が全てではないが(実際、松下洋くんも伊藤あさぎさんも、この規模の国際コンクールでタイトルを取るのは初めてだと思うが、今までだって十分すぎるほど素晴らしい活動をしているのは周知の通り)、それでも日本のサクソフォン界が得たひとつ大きなものであることは間違いない。

個人的な趣味として、一次予選で、まだ音になっていない作品を含む、無伴奏のいくつものステキな演奏を聴けたのが良かった。世界トップクラスだと思われる演奏もあり、演奏者の覇気を感じる演奏が多かった。また、二次での演奏は、多くが完成されており、やはり名演と呼ぶにふさわしい演奏が散見された。

Adolphesax.comチームの仕事は今回も素晴らしく、いくつかの理由によりストリーミング中継が不可能と知るや、各演奏直後のYouTube即時アップロードへと切り替えがなされ、またAdolphesax.comのFacebookページでは各ラウンドでの結果の速報も出され、遠隔地からほぼリアルタイムで結果を知ることができた。ほぼボランティアのようなもので、我々はもっと彼らに感謝すべきと思う。

最後に、松下洋くんの入賞者披露演奏会の模様を貼り付けておく。アンコールは「あの曲」…なんて素敵だろう!


いつものまとめページ日本語版・英語版も、時間を取って作成する予定。

さあ、今年はあと、管打楽器コンクールとディナンのコンクールである!特にディナンは、Adolphesax.comのチームが現地入りするとのことで、今回の如く詳細に追っていきたい。

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