2014/07/12

4th JML Int'l Competition: 審査員の経歴

第4回ジャン=マリー・ロンデックス国際サクソフォンコンクール The 4th Jean-Marie Londeix International Saxophone Competitionの審査員の経歴を、簡単に紹介。オグバーン氏、ヴィッカーズ氏、ヴィラ氏の名前は、恥ずかしながら初めて聞いた。

http://www.music.mahidol.ac.th/jmlisc/en/jury.php

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審査委員長:ジャン=マリー・ロンデックス Jean Marie Londeix

サクソフォン奏者、サクソフォン研究家。1932年にフランス・ボルドーで生まれ、パリ国立高等音楽院でマルセル・ミュールに師事し、審査員全員一致の一等賞並びに審査員特別賞を得て卒業。600回以上のコンサートに出演、献呈された作品は250に及ぶ。ボルドー音楽院で教鞭を執り、多くの後進を育成した。…という、ありきたりな文章で書ききれないほどの経歴を持つ大御所の一人。現在の、どころか、史上最高のサクソフォン研究者の一人ではないかな。ちょっとワケありで最近いろいろとロンデックス氏とメールをやりとりしているのだが、その話はまたいつか。

コーディネイター:ウィリアム・ストリート William Street

ミシガン州デトロイト出身のサクソフォン奏者。ノースウェスタン大学、ボルドー音楽院、Catholic Universityより学位を得る。NASA(North American Saxophone Alliance)の会長職、世界サクソフォンコングレス国際委員会職などを歴任。 カナダのアルバータ大学において教授職にある。近年では、International Saxophone Quartetのメンバーとしてたびたび来日しており、お馴染みの方も多いだろう。

審査員:ジェームズ・J・オグバーン James J. Ogburn

アメリカ出身の作曲家・指揮者。セントラル・ワシントン大学で学士号を、ピッツバーグ大学で修士・博士号を得、タイ・バンコクのマヒドール大学で教鞭をとる。作曲家としては、北京現代音楽フェスティバルや第16回サクソフォンコングレスなどで、多くの奏者によって新作が演奏されている。指揮者としても、タイ・フィルハーモニックを始めとする数多くの団体の演奏会に招聘される。

審査員:ジェフリー・E・ヴィッカーズ Jeffrey E. Vickers

アメリカのサクソフォン奏者。ミシシッピ大学で学士号を、インディアナ州立大学で修士・博士号を得た。現在はSouthern Arkansas Universityにて講師を務めている。自身の演奏会では特に現代作品を中心に取り上げ、これまでにクリスチャン・ロバ、イダ・ゴトコフスキーら、多くの作曲家とコラボレーションする。セルマー・アーティスト、ならびに、リコー・アーティスト。

審査員:マリー=ベルナデット・シャリエ Marie Bernadette Charrier

フランスのサクソフォン奏者。ナント音楽院、ボルドー音楽院で学び、現在は母校のボルドー音楽院で教鞭をとる。世界各国の音楽祭に頻繁に招かれ、これまでにソリストとして、また自身が音楽監督を務めるプロキシマ・ケンタウリのメンバーとして、世界15カ国以上での演奏経験、マスタークラス講師としての経験がある。独奏、ならびに室内楽のCD録音も多い。

審査員:マルカス・ワイス Marcus Weiss

スイスのサクソフォン奏者。バーゼル音楽院とノースウェスタン大学に学び、現在はバーゼル音楽院のサクソフォン科、室内楽科で教鞭をとる。アメリカ、フランス、オーストリア、ドイツ、日本などでマスタークラスを開催。XASAXにおける長期に渡る活動を知っている方も多いだろう。Musiques Suissesを始めとする数多くのレーベルへの録音は、特筆すべきものがある。

審査員:ロドリーゴ・ヴィラ Rodrigo Vila

スペインのサクソフォン奏者。ボルドーのジャック・ティボー音楽院で学び、現在はスペインのBalearic Islands音楽院で教鞭をとる。ヨーロッパを始め世界各国で演奏・マスタークラスを開くほか、オーケストラへの客演も多い。

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