2014/02/08

ご案内:マルセル・ミュール四重奏団の復刻盤発売

Facebookページにも書いたが、ブックレットの解説を担当したマルセル・ミュール四重奏団の復刻盤が、2/21にグリーンドア音楽出版より発売される。昨年末に書いていた曲目解説というのは、この盤のための作業なのだった。

http://greendoor.jp/products/products_new.php?pnum=GD-2057

ピエルネ、デザンクロ、アプシル、リヴィエが収録されたErato盤(国内では日本コロムビアから出版された)を軸として、さらに非常に珍しいVersailles盤(ジャン・フランセ「私たちのパリ!」という、サクソフォン四重奏伴奏のオペラ・ブッファを収録)をボーナストラックとして付加。いずれも世界初復刻、原盤提供・復刻は木下直人さんによる。

古今東西何度も何度も演奏されてきたフレンチ・アカデミズムの潮流に乗る傑作4作品の、正に源流の演奏という貴重な記録。ぜひ多くの方に聴いてほしいのだが、こういった時代にあってどう受け止められるのかが、楽しみでもあり不安でもある。特に、若い方の反応ってどんなもんなんだろう(そういえば、全然関係ないが、最近の中学生で、もしデザンクロを吹くことになったら参考にするのは誰の録音なんだろう)。

それにしても、このような自分のアウトプットが形になるのは、やはり嬉しい事だ。CDの解説文は初めてなのだ。この度の解説執筆に際してお世話になった木下直人さんと、グリーンドア音楽出版のY様に改めて感謝したい。

発売日が近づいたら、また内容の詳細とともにお知らせしたい。

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