2013/11/06

Sony HDR-MV1が気になる

11月15日に発売予定となっている"ミュージックビデオレコーダー"こと、SonyのHDR-MV1が気になっている。

自分たちの演奏を映像として残すことには興味があって、実際Tsukuba Saxophone QuartetのYouTubeアカウントにはいくつも演奏をアップしてあるのだが、映像はともかく音声の部分は問題と感じていた。これらの映像は、過去はハンディカム、最近の演奏映像はNEX-5Nの動画機能を使って撮影している。こういったデジカメのおまけ機能やビデオ専用機は、映像はとても良く撮れるが、音声部分にはコンプレッサーが噛んでいることが多く、特に音圧という点で自然なものを撮ることができなかったのだ。

HDR-MV1は、どちらかと言うと音声重視。各周波数での特性はフラットで、音圧の自動調整も(レベル超え時のリミッター以外は)ないようだ。ORTF方式を彷彿とさせる120°X-Y方式のマイクを備えている。画像の点では1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーによるフルHD動画撮影対応で、広角120°(35mm換算で18mm)の単焦点レンズを持ち、記録方式としてAVCHD/MP4をサポートしている。ZOOMやOLYMPUSも似たような機種を出しているが、ちょっと映像側が適当すぎる印象があって、購入に踏み切れなかったのだ。

個人的に嬉しいのがライン入力を持っていること。例えば録音セッションの映像記録用として、すでに所持しているRODE NT5からZOOM H4nを経由してLINE入力、ということもできる。また、最近のトレンドで、スマートフォンへのWi-fi接続機能があるという点も◎

スペック上の不満点は光学系が広角単焦点であること。コンサート会場の本番などで遠くから狙うのは難しそうだ。まあ、最悪近くに置いて撮影すれば良いかな(これだけ小さければあまり邪魔にもならなさそう)。もちろん、自分たちのためだけの記録、ということで考えれば全く問題はなさそうだ。そもそも、ズームなんか付けてしまったら光学系が大きくなるし、F値も下がるし、そこは割り切ったのだろう。バッテリーの持ちは未知数だが、ここはそもそもあまり期待していないポイント…コンサートを記録する際は、外部電源や予備バッテリーは必須だろう。

ということで、かなり前向きに検討中(初値で26800円というのも、なかなか食指が動く理由のひとつ)。触ってみて良さそうであれば、少し値段が下がったタイミングで狙ってみたい。

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