2013/07/14

第4回サクソフォン交流会 in 名古屋、無事終演

事務局のマネージャーとして携わっていた、第4回サクソフォン交流会 in 名古屋(7/13)、無事終演。特に大きな問題も起きず、参加者の皆様にも概ね好評で、成功だったと言えるのではないだろうか。

昨日朝6時に自宅を出発し、のぞみN700系で名古屋へ。地下鉄に乗り換えて、黒川駅に移動し、徒歩で北文化小劇場へと向かった。9:00に事務局メンバー、服部先生、瀧さんと合流して、準備開始。先生方のリハーサルの傍ら、配布資料を並べたりステージ袖のセッティングをしたり。「劇場」ということで、それほど残響はないが不思議と心地よい音が聴こえる。9:45には参加者ほぼ全員が集合。いつも見知った顔が少なく、アウェイ感…ちょっと緊張した。注意事項の説明等を行ったのち、ラージ練習開始。短い昼休憩を挟んで、開演となった。

アンサンブルステージは、半分以上が初めて聴く団体だったのだが、レベルが高く、聴いていてとても楽しめた。もちろん演奏だけではなく選曲や出で立ちで魅せる団体もあり、バラエティ豊かな面白い内容だった(アクシェの「アルメニアンダンスPart1」には、選曲編曲演奏とも脱帽)。私は関東サクソフォン連合のメンバーとして、アルフレッド・デザンクロの「サルヴェ・レジーナ」、フィリップ・ガイス「サー・パトリック」を演奏。いろいろと事故が発生したが(笑)なんとか演奏しきれて良かった。後半に向けてはさらに演奏もMCも盛り上がりを見せた。トリのカキツバタさん、運営のみならず演奏でも魅せてくれてすばらしい!聴きながら全団体に対して感想を書いていくのが、交流会のスタイル。これについても、概ね受け入れられたようで良かった。

休憩を挟んで服部先生、瀧先生のデュオ。名曲、アラン・ベルノー「デュオ・ソナタ」。シリアスな響きも相まって会場が緊張感で満たされた(交流会でこういう空気になったことは今までなかったなあ)。尋常ではない集中力の演奏が続いた。第一楽章の冒頭主題がソプラノとバリトンで上下関係が反転する部分など驚異的。第三楽章の疾走感、そしてロンド形式で主題を回顧する第四楽章を聴いているときにはうるっとしてしまうほどだった。合間には服部先生にインタビューしたのだが、この曲についての興味深いエピソードが話された。この情報はいつかそのうち文字に起こして掲載したい。続いてお二人のソロに、バックはカキツバタさんを中心とする八重奏編成でのチャルダーシュ。生野裕久氏のサクソフォンデュオ+ピアノのアレンジのピアノパートを、村松和樹氏がサクソフォン八重奏に書き換えた版で、この交流会のためのスペシャルアレンジ。大盛り上がりとなった。

最後は全員合奏で「威風堂々第一番」。指揮は服部先生。客席で聴きながら、ぼんやりと充実感に浸るのだった。16:00に終演。写真撮影ののち、怒涛の片付け作業。撤退時刻の16:30までに、30分で70人近くが撤退できたのは、ご参加頂いた皆様の協力のおかげだ。

いったんホテルにチェックインして、打ち上げは18:00から。初めて会う人同士も多いが、打ち上げが始まって30分もたてばそこはサックス吹き、打ち解けて大盛り上がりとなった。各地から団体が集まっているという特徴を活かした?「お土産抽選コーナー」も、各団体バラエティ豊かなものを準備していただいて、ありがたかった。20:00からは近くの「世界の山ちゃん」にて二次会。ほぼ半分の30人以上が参加(笑)。手羽先を堪能しつつ、こちらでもまた二時間近く盛り上がった。三次会は老舗のジャズバー「Jazz inn Lovely」にて。疲労困憊につき寝落ちてしまい、途中でお暇した(^_^;)

今朝は、たまたまホテルが一緒だったmckenさんやグリグリ、アマリリスのみなさんと、老舗の喫茶店コンパル"大須本店"へ。朝早くのひっそりとした商店街のなか、この店だけは混んでいる、というちょっと不思議な佇まい。コーヒー、小倉トースト、海老フライサンド。ボリューミーだったが、どれも美味しくてすぐに平らげてしまった。mckenさんの車で名古屋駅まで送ってもらい、10:00の新幹線で名古屋から東京へと戻った。

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忘れもしない昨年12月15日の豊田市訪問。その3日前に開かれた池袋での第3回交流会の打ち上げの席で「名古屋開催」のキーワードが出たのを受けて、カキツバタのHさんに連絡をとった。仮版の企画書と仮版のWBS表を半徹夜で一気に作成、それらを引っさげて豊田市で開かれたカキツバタさん(というか、Audrey Saxophone Quartetさん)の演奏に合わせて協力依頼に伺ったのだった。それをきっかけとして名古屋開催を掲げた第4回の交流会のマネージャーを引き受け、あとはいつものタスク管理。マネージャー業務は第2回以来で、自分の実働を極力減らして対応に当たったが、やっぱり大変だった。何十時間費やしたかわからないくらいだ(自分のモチベーションとなっているのは、第1回と第3回でマネージャーとして取り仕切りを行なっていたOさんの姿である。立ち上げの大変さ(第1回)と、参加者の増大による各種問題の発生(第3回)への対応の姿勢こそが、自分を突き動かす原動力である)。

とはいえ、事務局の皆さんの対応はスムーズで、お願いしたことをどんどんとこなしていただけるのが有難かった。特に現地協力団体として動いてくださったカキツバタさんのタスクたるや、会場取得と打ち合わせ、打ち上げ会場の見繕い(一次会に加え、二次会まで!)、当日必要物品準備と片付け、企画ステージのモンティ「チャルダーシュ」練習の調整、司会、記録、名古屋サックスフェスタ他各所へのチラシ挟みこみなど、団体への声掛け…。当初協力依頼していた際に想定していた内容を大幅に超えた部分でいろいろとお願いしてしまったが、まさに「1お願いすると10返ってくる」働きぶりを発揮いただき、とても助かったのだった。

服部先生に演奏していただくというアイディアも、事務局内での打ち合わせ時にそんな話がポン、と出て「引き受けてくれるかなあ」とおずおずと交渉に臨んだことを思い出す。まさか「あの」ベルノーを引き受けてくださるとは想定以上の内容で、しかもそれをきっかけに瀧さんともお知り合いになることができた、というのも良かった。両先生方には交流会に華を添えていただき、感謝申し上げる次第。

第4回サクソフォン交流会事務局は、残務整理が完了したのち一旦解散となる。次回以降どうなるかは、未定。自分が(少なくとも単独で)マネージャーを引き受けることは今後ないとは思うが「アマチュア団体の交流を通じて奏者同士の交流を深める」という目的を持った会として、今後とも何らかの形で継続していくことができればと思っている。

本番でのラージ演奏の様子。

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