2012/01/03

上野耕路氏の作品を練習

上野耕路の「サクソフォン四重奏曲」をさらい始めている。某録音審査用に、1月末までに録音できるレベルまで持っていかなければならないのだが、個人練習からすでに難航している。

聴いて手始めにとっつきやすそうな第2楽章から練習しているのだが、無調ベースで小節ごとにキーが臨時記号付きでころころ変わるため、スケールに乗って吹いていくことができないのだ。しかもよりによって臨時記号記号がフラット&ダブルフラットだらけという…かなり苦手なパターンである。

それに輪をかけて、テナーサックスパートの左手テーブルキーの操作の難しさ。記譜で最低音域の「レ♭→シ♭→シ」を16分音符のスラーで、というのは初めてかもしれない。指を痛めてしまったが、普段いかに左手小指に無理な力が入っているかが良くわかる。テーブルキーの操作が難しいというと、デザンクロ「四重奏曲」の第3楽章の最終部分が思い出されるが、それよりも難しいだろう。そのほか、主要なメロディなどでもテーブルキーを使わなければならない場面が多く、厄介だと感じている。

このタイプの難しさは…あまり経験したことがないな。初合わせは今週末。可能な限り隅々までさらっていきたいのだが、まだ時間がかかりそうだ。明日も少し練習しなければ…。他のメンバーはどんな状況なのだろうか?

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