2011/09/28

いろいろなプログラム冊子

実は、昨日ご紹介したサクソフォン・コングレスのプログラム冊子にも、京青さんからいくつか面白いプログラム冊子のコピーを送っていただいたのでご紹介したい。とりあえず、リサイタル開催の日付順に…。

【'90 雲井雅人サクソフォーンリサイタル】
1990年1月22日@津田ホール、1990年1月24日@宝塚ベガホール、1990年2月23日@名古屋電気文化会館。京青さんが聴いたのは、宝塚ベガホール。服部吉之氏、服部真理子氏との共演でのリサイタル。「私的な演奏メモ」と題された曲目解説…というか、エッセイが面白い。服部先生も、ベルノーのソナタについて書いている!そうそう、デファイエ氏から一日だけという約束で自筆譜を借りて、当時珍しかったコピー機をパリで探しまくってなんとか楽譜を手に入れた、という話を思い出した。
J.P.オルステン - 不遜な組曲
F.プーランク/服部吉之 - トリオ
A.ベルノー - デュオ・ソナタ
J.S.バッハ/雲井雅人 - ソナタト短調
I.ダール - 協奏曲

【須川展也サクソフォン・リサイタル】
1990年2月16日@森の宮ピロティ小ホール。…ってどこだ?関西であることには間違いないのだが(情報をいただきました。大阪城近くのホールだそうです。関西では名の知れたホールだそうな)なんと強烈なプログラム…今の須川さんが、こんなプログラムでリサイタルを開いてくれたら嬉しいのだが。プログラム冊子の解説はおなじみ、磯田健一郎氏。クラシックサクソフォン初心者に向けて書かれた「サクソフォンのこと」と題されたエッセイが実に面白い。
伊藤康英 - ラモーの主題による変奏曲
D.ミヨー - スカラムーシュ
J.イベール - コンチェルティーノ・ダ・カメラ
E.グリーグ - 抒情小曲集より
P.M.デュボワ - ディベルティスマン
E.デニゾフ - ソナタ

【D.ドゥファイエ サクソフォンリサイタル】
日付・会場不明…ただ、おそらく昭和音楽大学を含むいくつかの会場で開かれた、1992年の最後の来日ツアー用のプログラム冊子だろう。京青さんが聴かれたのは、宝塚ベガホールでのリサイタル。不思議なのは、ピアノの岡崎悦子氏の名前の紹介が無いこと…。裏表紙には、セルマーサクソフォンを持ったデファイエ氏が!ちょっと衝撃。このリサイタルについては映像を持っているが、70歳とは思えない強烈な演奏が印象的だ。
P.ヒンデミット - ソナタ
J.シャルパンティエ - ガバンボディ2
I.ゴトコフスキー - ブリランス
P.M.デュボワ - 5つの性格的小品
C.ドビュッシー - ラプソディ
L.ロベール - カデンツァ

【第13回サクソフォンフェスティバル】
1994年5月29日@伊丹アイフォニックホール。これって、日本サクソフォン協会関西支部のフェスティバルなのだろうか?赤松二郎氏を中心とし、大城正司氏、篠原康浩氏をゲストに迎えた、手作り感満載のコンサート。うーん、こんな時代があったのだなあ。井上麻子さん、西本淳さんは、学生として大阪音楽大学のラージアンサンブルにクレジットされている。あれ?A.H.さんがいない…?
ちなみにこの翌年、阪神淡路大震災が発生して、しばらくフェスティバルが開けなくなったとのこと…。

【コレジオ・サックス四重奏団第1回演奏会】
1998年7月8日@愛知県芸術劇場中リハーサル室。雲井雅人氏率いる、コレジオの第1回演奏会ですよ、第1回!ちょっとレアな感じ。なんとなく、今の雲井雅人サックス四重奏団のプログラミングに通じるものを感じる。メンバーのプロフィールがおもしろすぎる。雲井雅人(ssax)、小山田和美(asax)、渡邊愛子(tsax)、真室香代(bsax)。
P.アルマ - 小組曲
A.ピアソラ - タンゴの歴史
M.ナイマン - ソングス・フォー・トニー
織田英子 - 東回りの風
C.パスカル - 四重奏曲

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