2011/09/22

モアレ・サクソフォン・アンサンブル第14回定期演奏会

9/18と9/19の2日間、福島県のモアレ・サクソフォン・アンサンブルの演奏会に参加してきた。最初に参加したのが4年前、当時まだつくば市在住の大学生で、おなじみF-Windsさんからのお誘いがきっかけだった。今となっては私自身のサクソフォンでの交友関係は日本各所に広がっているが、当時、このモアレ演奏会へ参加したことで、東北や名古屋方面の友人・知人が増えるきっかけとなったのだった。

4年前、3年前と連続で参加し、2年前は自身の都合で参加できず、1年前はモアレの演奏会自体が開催されなかった。今年はぜひにということで話が進んでいたところに3月の震災が直撃、一時は開催も危ぶまれたそうだが、関係者の尽力によりこうして実現した。私は、今回は8重奏("みずのもりコンサート"でのメンバーとほぼ同じ)、そしてラージアンサンブルへと参加した。

9/18:
自宅を6:30に出発し、電車でつくば市へ。F-Windsさんの車に乗せてもらい、福島へと向かった。途中、常磐道の標識にリストされている"南相馬までの距離"が、マスクされているところなど見かけた。いわき市のジャンクションから磐越道へ、その後東北道へ。渋滞にも遭わず、順調。途中休憩した安達太良SAで、埼玉からいらっしゃったゆうぽんさん夫妻と遭遇!びっくりした。

蓬莱学習センターで前日リハーサル。啼鵬さんを始め、何人かの方々と久々の再会。まずは「Akari Breeze & Sky(啼鵬さん作曲の「てっぱん」の曲)」「紫蘇ダンス」ほか、8重奏を合わせる。ピアノはもちろん啼鵬さん!、そして当日には齋藤たかし氏のドラムも入るとのことで、超豪華!「Akari~」が妙に難しく、焦った…。すでに演奏経験がある「Sister MARU」や「for you...」は、まあなんとかなったか。。。

その後、ラージアンサンブル練習へと移行。啼鵬さんは指揮!北は仙台、南は名古屋まで、なんと総勢30名近くの参加!鎮魂の意味を込めたサミュエル・バーバー「アダージォ」、ピアソラ「Oda para un Hippie」、アルベニス「スペイン組曲」を合わせる。特に「スペイン組曲」はかなりハイレベルな楽譜で、なかなか苦労した。最後に一回通しを行って、終了。

練習の後は、お酒(ほぼ)ナシの前夜祭。イタリアンのお店で、お腹いっぱいになるまでご飯をいただいた。その日は、福島駅西口のリッチモンドに宿泊。かなり新しくて綺麗なビジネスホテルだが、素泊まりで一泊5000円!これは嬉しい価格設定だ。部屋の設備も心地よく使うことができ、次の日に備えてゆっくり休めた。

9/19:
7時に起きて、ゆっくりと出発準備。福島駅の東西連絡通路を通って東口へ、そしてさらに歩いて福島テルサへ。雨が心配されていたが、なんとか天気がもったようで良かった。各種準備のため、ホール、楽屋、音楽室と見て回っていると、なんとなく3年前の記憶が蘇ってきた。ああ、ここはこんな構造だったっけ、とか、楽屋の中のここでお弁当食べたなあ、とか。不思議なのは、舞台裏とステージと客席がどうなっていたかをすっかり忘れていたこと。何かトラウマでもあるのかな(笑)。

八重奏、ラージを順にリハーサル。この日に福島入りした齋藤たかし氏も加わって、昨日からさらに演奏がパワーアップ。八重奏は間近で齋藤たかし氏のドラム、啼鵬さんのピアノやバンドネオンが鳴り響き、実にエキサイティングである。パーカッションのやまーさん(しらこばと音楽団でおなじみ)も参加しているのだが、これまた相変わらずの超高クオリティ…うーむ。すごい。

リハーサルを終え、お弁当を食べていると、あっという間に開場・開演時間。

【モアレ・サクソフォン・アンサンブル第14回定期演奏会】
出演:モアレ・サクソフォン・アンサンブル、啼鵬(cond. bandneon. pf.)、齋藤たかし(dr.)
日時:2011年9月19日 14:00開演
会場:福島テルサ FTホール
プログラム:
広瀬勇人 - 春の小経
A.ボロディン/石川亮太 - だったん人の踊り
J.リヴィエ - グラーヴェとプレスト
長生淳 - 天頂の恋
啼鵬 - along with you
啼鵬 - あかり breeze & sky
NAOTO/啼鵬 - for you...
啼鵬 - Sister MARU
NAOTO/啼鵬 - 紫蘇ダンス
S.バーバー/啼鵬 - 弦楽のためのアダージョ
A.ピアソラ/啼鵬 - ヒッピーへのオーダー
I.アルベニス/啼鵬 - スペイン組曲より
~アンコール~
ラテンメドレー
啼鵬 - 森のくまさん

開演中はめまぐるしくいろいろな曲に乗っていたため(とはいえ、出ずっぱりのkidadahaさんは、なんと全曲乗り…プロ顔負け!)、あまりよく覚えていないのだが、一曲一曲が実にエキサイティングだった。8重奏は(自分が)いろいろとヒヤヒヤだったが、なんとか。全体を通して、特にピアソラの集中力はすごかったなあ。アンコールがきちんとはっちゃけられるのは、サックスならでは。

演奏会終了後は、打ち上げへ。これもまた楽しかった!いろいろとおしゃべりして、たくさん写真を撮ったのだが、そのあたりは全てFacebookでアルバムを作成した。21:15くらいまでしっかり飲んで、21:24の新幹線に乗車し、23:30には最寄り駅へ到着。

長いようで短いめまぐるしい2日間、充実していたなあ。また来年も、ぜひ。

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