2011/03/20

好きな3人の作曲家は?

「あなたの好きな作曲家を3人挙げてください」…と言われたら?

J.S.バッハ
結局のところいちばん好きだ。多彩な作風、さりげないドラマ性、フルオーケストラからシンセサイザー音源までを受け入れる懐の深さなど、理由をあげればキリがない。サクソフォンでバッハの音楽に触れることができるのは実に幸いなことだ。最初は「イタリア協奏曲」、その後「フーガの技法」や「シャコンヌ」などを吹いた。年をとっても、バッハだけは吹き続けたいなー。

M.ラヴェル
中学校の音楽の授業で「ボレロ」に触れて以来(音楽の先生が、授業で西村雅彦主演の"MAESTRO"をみせてくれたのだ)ずっと好き。当時父にねだって買ってもらったのがロリン・マゼール指揮フランス国立管弦楽団演奏のラヴェル作品集だった(…ねだった、といっても「これを買ってちょうだい」ではなく「ボレロ」が入っているCDが欲しい、というお願いの仕方だったような)。そこに収録されていた「ボレロ」「スペイン狂詩曲」などを入り口に聴き始めた。今では、木下直人さんから送ってもらったアンドレ・クリュイタンス指揮のラヴェル作品集こそがバイブルである。

P.A.グレインジャー
「羊の皮をかぶった狼」。民謡というシンプルな素材を、複雑に絡み合わせる筆致に恐れ入る。幾つかの作品は、相互に有機的な繋がりを持ち「あ、このメロディは!」と思うこと多々。Chandosがきっちりと全作品のレコーディングを用意してくれており、手を出しやすいのも良い。グレインジャー自身がサクソフォンと関わりが深いのも、嬉しいですね。

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