2009/12/22

ダニエル・デファイエの生徒たち(その17)

昨日は、4/17に中目黒で開催を予定している某企画について、新宿で決起飲み?を行った。仕事が長引いてしまい、着いたときには21:30!しかし、西尾貴浩さんが話してくださる爆笑ネタを肴に、終電まで飲んでしまった。

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[1984]
新作課題曲:
Alain Bernaud - Rhapsodie
1er prix:
Jacques Baguet
Gérard Candel
Toshihisa Ogushi
Jean Marc Larché

卒業生のなかで注目すべきは、「ハッピーサックス」の小串俊寿氏。東京藝術大学を経て、パリ国立高等音楽院に留学。帰国後の活躍っぷりは、周知の通り。教育活動にも熱心で、様々な音楽大学で教えているので、おそらくお弟子さんも多いことと思う。私としたことが、「ハッピーサックス」まだ聴いた事ないんだよなあ…(>_<)来年こそは行かなきゃ。

以前レビューした「Ogushi's Ballade」。これ、良いです。収録されているのは、平たく言えばポップスなのだけれど、高潔さと親しみやすさ、その中間地帯を、幸せを振りまきながら歩みを進めていく、そんな素敵な演奏(どんな演奏だ)。まあ、聴いてみてください。短い曲だけれど「女心は秋の空」という作品が、個人的にはいちばん好きかな。「翼をください」もいいなあ。

課題曲は、アラン・ベルノーの作品。日本でベルノーと言えば「四重奏曲」がほとんどで、ソロの曲を書いているというのは、あまり知られていないと思う。どんな音なのだろうか。サクソフォンのための作品としては、バリトンサックスのために「ユモレスク」というソロ曲を、ソプラノサックスとバリトンサックスのために、有名な「二重奏のためのソナタ」を書いている。珍しいところだと、ソプラノサックスとチェロのための二重奏なんてのもあるそうだ。

Jacques Baguetは、ドゥラングル教授率いる伝説のいぶし銀カルテット(?)Quatuor Adolphe Saxのバリトンサクソフォン奏者としての名前を知っていた。クラシックに留まらずジャズも手がけ、さらに1993年からはシタール(インドの伝統楽器)を学び、現在も各所で活躍しているそうだ。Macon音楽院教授。

Jean Marc Larchéは、どうやらジャズの方面で活躍しているらしい。ECMレーベルに、参加アルバムを発見した。Gérard Candelについては、際立った情報を見つけられず。

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