2009/10/24

デファイエのマウスピースについて補足

I studied with Professeur Deffayet from 1979 to 1981. For Alto he did play a handmade Georges Charron metal with adjustable lay and tuning sleeve on his Buffet S1. He simply adjusted the tip opening with this mouthpiece to suit his reed strength needs. He told me that three mouthpieces were made and one of them worked. Jacques Terry who played tenor in his quartet also played a Charron mouthpiece.

わたしは1979年から1981年までデファイエ先生の下でサクソフォンを学びました。その時期、デファイエ先生はビュッフェのS1に、ジョルジュ・シャロン George Charron氏製作のマウスピースをつけて吹いていました。そのマウスピースは、ネジ一つでティップ・オープニングを変えることができ、リードの硬さによってそれを調整していました。デファイエ先生曰く「(アルト用は)3本作られたが、1本だけがうまくいった」と教えてくれました。ジャック・テリーもまた、シャロン氏のテナー用メタルマウスピースを使っていました。

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出典はSOTW。今まで知られていた事実(デファイエ氏自身によって語られた内容)に加え、なんとお弟子さんの証言で「3本作られた」という事実が明らかになった!そして、そのうち一本だけがうまくいった、とな。それは知らなかった。

ところで、この「お弟子さん」は誰だろう。1981年シーズン卒業ということは、ドゥラングルやフルモーにも近い世代だ。東京に戻ったら調べてみよう。

(追記)

SOTWに書き込みをしていたMichael Adamcik氏は、パリ音楽院の学生ではなかったとのこと。ヨーロッパで学び、最終的にノースウェスタン大学を修了したサクソフォン奏者だとのこと。雲井さん、情報ありがとうございました。

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