2009/08/18

初学者のためのレパートリー

野菜をしっかり食べなきゃなー。

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フランスでは、サクソフォン初学者のためのレパートリーが豊富であるそうだ。先日紹介した「musik'it」の内容を見ても明らかなように、クラシックの管楽器…という小さな括りから見てもマイナーな、このサクソフォンという楽器のために、同時代の作曲家が数多くの作品を提供しているのだ。

そのレパートリーは、どうやらフランス国内でのみ多く流通し、たとえば日本ではあまり知られてはいないようだ。フランスでは、小学校くらいの年ごろから音楽院に通い、専門の先生に楽器を習う、というシステムがあるため、こういった初学者のレパートリーの消費が多く、広く伝搬しやすいのだと思う。

日本だと、やはりサクソフォン・キャリアの最初に学ぶべきレパートリーは少ないよな。ラクールやフェルリングを学んでいって、次にやるのって何だろう。ミュール編曲の小品?それともプラネルの「ロマンティック組曲」とか?…という風に、かなり限られているのが現状。積極的にフランスのレパートリーを開拓していく必要があるのではないだろうか。

まあ一番良いのは、国内の作曲家がそういった易しい作品を書くことなのだが…例えば、児童合唱などに対して作品を書いている、大御所と呼ばれる作曲家の先生方が書いてくれませんかねえ(^^;さすがに無理かなあ。

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