2009/07/08

ギャルド1984年来日公演のDVD

1984年、およそ20年ぶりの来日公演。「あの」ギャルド・レピュブリケーヌが久々に来日するということで大騒ぎとなり、NHKが衛星Bモードで生放送を敢行したという公演だ。指揮はロジェ・ブートリー。

生放送の映像は、実は木下直人さんより以前DVDという形で頂戴し(ソースはベータだったそうだ)、所有していたのだが、今回、1961年の来日録音とセットでNHKからリリースの運びとなった。

G.ビゼー - 「カルメン」前奏曲
J.S.バッハ - トッカータとフーガ
G.ビゼー - 「アルルの女」組曲より
C.ドビュッシー - 夜想曲より「祭」
J.B.リュリ - 国王づき近衛騎兵行進曲
伝承/R.ブートリー編 - ラ・カルマニョール
R.ブートリー - 春の行進曲
R.シュトラウス - 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
N.リムスキー=コルサコフ - くまばちは飛ぶ

特典映像
P.I.チャイコフスキー - 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
R.ブートリー - ディヴェルティメント
A.ボロディン - 歌劇「イーゴリ公」よりだったん人の踊り

あ、「トッカータとフーガ」の拍手に編集入れてるだろ(笑)。1984年に編集したのか2008年に編集したのか知らないけれど、NHKも意地悪だなあ。わかる人にはすぐわかりますね。

ここに収録された映像は、(解説によると)衛星Bモード生放送の後日に、NHK総合テレビで放映された60分の映像なのだそうだ。映像のソースはアナログVTRで、音声はNHK技術研究所がエアチェックし保存していたベータから取り込み、両者を同期させたものだとのこと。文面からは読み取りきれないほどの、並大抵でない技術的な苦労があったものと思われる。

ちなみに特典映像は、映像もベータから取り込んだというもの。さすがにベータと言えど、映像の美しさではNHK所有のアナログマスターテープにやや劣るため、特典映像としたのだそうだ。おぉ、それならばということで、木下直人さんから以前頂戴した、同じく生放送をベータで記録した映像と比較してみた(左が木下直人さんから頂戴したもの、右が今回DVD化されたNHK技術研究所所蔵の映像)。ちょっと色味が違うものだなー。録画設定によるものなのだろうか。

「ディヴェルティメント」での映像。アルト・サクソフォン独奏は、アンドレ・ブーン André Beun。

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